驚きの画像がツイッターに投稿された。東京・渋谷のコンビニ店内にネズミらしき小動物が多数ウロチョロしており、棚に陳列してある菓子パンの袋をガサガサとあさっている…。とても日本国内とは思えな光景だ。

 この店はその後、通報を受けて“臨時休業”になったが、そもそも飲食店が多くひしめく渋谷の繁華街では、以前から人の気配のなくなった深夜から始発前の間には、たくさんのネズミが目撃されていた。現在、渋谷駅周辺では大規模な再開発が進行中で、1つのエリアに寄り集まっている可能性もあるというが、果たして、こんな状態を放置して大丈夫なのだろうか。

 ネズミは文字通り“ねずみ算式”に増えていく動物だ。ネズミ駆除の専門家によれば、ネズミを家の中で1匹目撃すれば、最低10匹は繁殖しており、素人が完全駆除するのはかなり難しいらしい。

 また、厄介なことにネズミの体内には『ペスト菌』が常時存在している。中世ヨーロッパではネズミが原因のペストで全人口の半分以上に当たる3000万人以上が死亡したが、現代でも2017年に、ネズミの多いアフリカのマダガスカルで『肺ペスト』が大流行し、165人が死亡している。

 今回の件が深刻なのは、衛生基準が厳しいと思われていた日本のコンビニネズミが大繁殖していたことだ。これでは他の飲食店は、もっと酷い状況なのではと疑いたくなるし、酔っぱらってうっかり路上に寝込んだ者がネズミかじられでもすれば、マダガスカルの惨事も他人事ではなくなるだろう。

 ペストはネズミに寄生していたノミに刺されると感染するらしいので、ネズミが這い回った場所は要注意だ。この際、街一帯を挙げての駆除対策に乗り出すべきかもしれない…。