JリーグYBCルヴァンカップ王者の湘南ベルマーレは7日、Shonan BMW スタジアム平塚でコパ・スダメリカーナ王者のアトレチコ・パラナエンセ(ブラジル)と対戦し、0-4で敗れた。

新たなタイトル獲得を目指す湘南は、劇的勝利を飾った直近の鹿島アントラーズ戦からスタメンを8名変更。今夏新加入となった山田やトカチを起用した。対するアトレチコ・パラナエンセのスタメンには元アルビレックス新潟のホニが先発に名を連ねた。

試合開始からボールを支配される湘南は6分、ボックス左外までホニに侵攻されると、シュート性のクロスを許す。これがゴール方向へ飛び、枠をとらえたがGK松原が横っ飛びではじき出した。

ヒヤリとした湘南は17分、敵陣中央左サイドから鈴木が山なりのクロスを送る。ゴール前で指宿が相手GKに競り勝つと、こぼれ球を山田が押し込む。しかし、指宿のプレーオフサイドの判定となりゴールは認められない。

29分にまたしても湘南にピンチ。GKサントスのロングフィードがホニに渡ると、ボックス左に侵攻され、強烈なシュートを放たれる。だが、ここはGK松原が反応し、左手1本で防いだ。

劣勢な展開が続く湘南は37分、GK松原のロングパスを敵陣中央の指宿が競り勝つ。このボールに反応したトカチがバイタルエリア左から右足を振りぬくと、ゴールネットに突き刺さる。だが、トカチの戻りオフサイドと判定されて、またしてもゴールとはならない。

ここまで耐えてきた湘南だったが先制を許してしまう。41分、鈴木のクリアミスを拾ったウェリントンがそのままクロス。ボックス中央でフリーになっていたマルセロ・シリノにヘディングシュートを決められた。

1点ビハインドで試合を折り返した湘南は後半から古林や杉岡といった主力を投入。しかし56分、敵陣中央のブルーノ・ナザリオのフィードをボックス右のホニに収められると、反転から右足を振りぬかれ、リードを広げられた。

アトレチコ・パラナエンセに圧倒され続ける湘南。63分にはボックス右のマルセロ・シリノパスを受けたトニー・アンデルソンにもゴールを許し3点目を献上した。さらに84分には、トニー・アンデルソンのスルーパスに反応したロメロに突破を許すと、冷静にゴールへ流し込まれてしまい万事休す。

その後もアトレチコ・パラナエンセにゴールを脅かれ続けた湘南は力の差を見せつけられ、0-4で敗れている。

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