フードアミューズメントパーク新横浜ラーメン博物館が、開館20周年企画の一環として、日本にお店がなく、現地の気候・風土・食文化を取り入れた「世界のご当地ラーメン」を紹介する企画を行うことがわかった。その第一弾として、アメリカ・ハリウッドにあるラーメン店「IKEMEN HOLLYWOOD(イケメンハリウッド)」が、日本初上陸し、4月24日から同所に出店される。

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 そもそもアメリカは、日本以外でもっともラーメン店が多い国。これまではロサンゼルスニューヨークなどの大都市を中心に広がりを見せていたが、ここ数年でシカゴフィラルフィアをはじめとして、アメリカ全土に広がりつつあり、その数は少なくとも300軒以上といわれる。

 それらラーメン店は、とんこつラーメンが中心で、日本のスタイルを踏襲したものか、それらを模倣したものがほとんどだ。そんな中、それらと一線を画したスタイルで、絶大な支持を受けているのが同店。

 エンターテインメントの町・ハリウッドだからこそ、メニューからネーミング、内装、制服まですべてにおいて「尖ったエンターテインメント」を追求した店で、つけ麺をメインに扱う。「JOHNNY DIP(ジョニーディップ)」と命名されたつけ麺は、とんこつベースバジルや松の実、オリーブオイルニンニク、2種のチーズを使用したオリジナルのつけダレを使用しており、香りとうま味を最大限に活かしたメニュー。さらに、「GHOST BUSTER DIP(ゴーストバスターディップ)」は、とんこつベーススープに生クリームトリュフオイル、ソテーしたマッシュルームをくわえたものだ。

 これまでアメリカ人から「魚臭い」と敬遠されていた煮干しや焼干しだが、同店が本枯れ鰹節の正規輸入に成功したことから、お客さんの目の前で削りたての鰹節をつけ麺やラーメンに投入するパフォーマンスを行い、好評を博した。この削りたての鰹節は「UMAMI」と呼ばれ、現在、ブームとなっているという。

 日本の国民食ともいえるラーメン。世界で楽しまれている味をこの機会にぜひとも体験してもらいたい。

ラーメン店「IKEMEN HOLLYWOOD」は24日から新横浜ラーメン博物館に出店。

JOHNNY DIP(ジョニーディップ)