久保は7日にカスティージャで初先発、同日にスペインメディアが久保の移籍話に言及

 今夏、FC東京からレアル・マドリードに加入した日本代表MF久保建英は、現地時間7日にカスティージャ(レアルBチーム)の一員として、プレシーズンマッチ2部アルコルコン戦に出場した一方、同日に現地スペインでは「久保、バジャドリードへ期限付き移籍」が一斉に報じられている。

 レアルのフベニールA(19歳以下)で選手登録された久保は、3部で戦うカスティージャが主戦場になると思われていた。プレシーズンマッチではトップチームに帯同し、北米ツアーとアウディカップに参戦。5試合中4試合で途中出場した18歳の日本人アタッカーは、要所でテクニックを見せるなどジネディーヌ・ジダン監督にアピールしていた。

 7日にトップチームがオーストラリアへ遠征し、日本代表MF南野拓実やFW奥川雅也が所属するザルツブルクと対戦したなか、久保はカスティージャに合流。アルコルコン戦で先発していた。

 そんななか、現地では久保の去就について一斉報道。スペインテレビ局「ラ・セクスタ」は「久保がバジャドリードへ期限付き移籍」と伝え、同国紙「ムンドデポルティボ」は「バジャドリードの関心は日が経つにつれて高まり、間もなく実現する可能性がある」と秒読み段階としている。

 またスペインメディア「Okdiario」は、昨季1部で16位と苦戦しながらも残留したバリャドリードへの期限付き移籍について「久保は1部でプレーし続ける。日本の有望な18歳はバジャドリードへレンタルされる。(元ブラジル代表FW)ロナウドオーナーを務めるクラブで質の高いプレーを見せる機会を得るだろう」と言及。そのうえで「カスティージャでの水曜日(7日)の試合後、セルジオ・ゴンザレス監督率いるバジャドリードへ加わる」と続けた。

 現地では久保のバジャドリード期限付き移籍が濃厚と見られているが、近いうちに正式発表となるのか。その動向に注目が集まる。(Football ZONE web編集部)

レアルBでのプレーが決定している日本代表MF久保建英【写真:Yukihito Taguchi】