エリザベス女王は、昨年5月に孫ヘンリー王子と結婚したメーガン妃が王室で疎外感を味わうことのないよう「特別な計らいを見せている」という。このほど英国のジャーナリストが、『The Sun』に「それは1997年に事故死したダイアナ妃の二の舞にならないようにするため」と明かし、注目を集めているようだ。

昨年5月にヘンリー王子と結婚したメーガン妃はその翌月、王室入りからわずか1か月というタイミングでエリザベス女王の公務に単独同行を果たした。しかもその際の交通手段「ロイヤルトレイン」はエリザベス女王フィリップ王配、チャールズ皇太子夫妻の4人のみが利用できる特別な電車で、ウィリアム王子やヘンリー王子ですら公務で使用したことがなく「女王はメーガン妃を大変気に入っている」と注目を集めたものだ。

このことについて英国のジャーナリスト、ダンカン・ラーコム氏(Duncan Larcombe)は『The Sun』に対し、

「女王は公務での移動手段に『ロイヤルトレイン』をお選びになりましたが、ケイトキャサリン妃)にはこれまでそんなオファーは一度としてされたことはないと、私は99%確信しています」

と述べ、女王の計らいがいかに「異例」であったかを説明。そして女王がメーガン妃を特定の公務に出席させたり、妃と同席する場をセッティングするよう要請したことが過去に度々あったとも明かした。

同じ“孫の嫁”という立場でもキャサリン妃の場合は、ウィリアム王子の婚約者となるまでに長い交際期間を経ており、英国民の間でその存在が徐々に浸透し受け入れられるようになったが、米国出身で離婚歴のあるバイレイシャルのメーガン妃は、そういった機会も短いまま突如メディアに登場してしまったため、女王が「メーガン妃を歓迎している」と世界にアピールする必要があると考えたのではないか―とラーコム氏は推測している。

また王室入りして以来、疎外感に苛まされていたとされるダイアナ妃を例に挙げ、

ダイアナ妃は、ロイヤルファミリーのなかで常に“部外者”と感じていましたから、女王のメーガン妃への行動は、そんな過去の教訓を踏まえた上でのものかもしれません」

とも述べている。

ちなみにダイアナ妃の死後、10代でアルコールや薬物依存症に陥るなど苦悩したヘンリー王子だが、そんな屈折した彼の過去を理解する良きパートナーとして、エリザベス女王はメーガン妃を高く評価したとも言われている。

暗い過去を抱えた“異端児”から、“英王室のカリスマロイヤルメンバー”へと成長を遂げたヘンリー王子。そんな可愛い孫が妻として迎え入れたメーガン妃に、女王が「一目置いている」ことは間違いないだろう。

画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年4月21日付Instagram「Happy Birthday Your Majesty, Ma’am, Granny.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma

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