退団濃厚から一転して残留か それでもジダン監督の構想外状態は変わらず…

 レアル・マドリードの伝説的なストライカーである元ユーゴスラビアセルビアモンテネグロ)代表FWプレドラグ・ミヤトビッチ氏は、移籍騒動に揺れるウェールズ代表FWギャレス・ベイルについて言及。「彼がとどまるならば、問題を抱えるのはレアルではなくベイルだ」と忠告した。スペイン・ラジオ局「カデナ・セール」の番組「エル・ラルゲロ」でのコメントを、スペイン紙「マルカ」が伝えている。

 ミヤトビッチ氏は以前からベイルに対して苦言を呈してきた。昨季シーズン途中には「私は彼が好きだけど、クリスティアーノが去った後、レアルのようなチームのリーダーになるには程遠い。彼が頻繁に怪我をすることは心配だ」と述べるなど、チームに対する貢献度の低さを指摘していた。

 ベイルは今夏に退団するのか、残留するのかがいまだ明確になっておらず、移籍騒動の真っ只中にいる。この状況を良しとしないミヤトビッチ氏は、スペインのラジオ番組「エル・ラルゲロ」でベイルに厳しい忠告を送っている。

「もしベイルが残っても、レアルは問題ないだろう。問題が発生するのはベイルの方だ。彼は(ジネディーヌ・)ジダン監督の計画に入っていないからね」

 また、ミヤトビッチ氏は同じく移籍が囁かれているクロアチア代表MFルカ・モドリッチについて、「彼はレアルで常に満足している。友人として、私は彼が留まるつもりだと言うことができる。彼は取引することはできない。バロンドーラーなのだから」と言及。そして、古巣レアルが日本代表MF南野拓実とMF奥川雅也を擁するザルツブルクとのプレシーズンマッチで3バックを採用したことにも触れている。

ジダン監督は定期的に3枚のセンターバックを並べたシステムを採用すると信じている」

 新たなシステムや現在の状況を踏まえても、ベイルは残留しても試練が待つことになると主張していた。(Football ZONE web編集部)

行く先が不透明なままのレアル・マドリードFWギャレス・ベイル【写真:Getty Images】