8月9日、美智子さま(84)が比較的早期の乳がんと診断されたことを宮内庁が発表した。

4月末、退位の前後から急激な体重の減少が

 美智子さまは、7月12日の健康診断の乳腺エコー検査で左胸に腫瘤が見つかり、7月15日東京大学附属病院でMRI検査を受けられた。悪性を疑わせる所見が見られたため、8月2日宮内庁病院で組織検査を受けられたところ、乳がんと診断されたという。

 美智子さまは、《4月末の上皇さまの退位の前後から急激な体重の減少があり、全体的に体力の低下が心配されている》という(8月9日NHK NEWS WEB)。

 たしかに4月30日の「退位礼正殿の儀」の映像からは、気品のあるシルバーグレイのグラデーションが美しい「ローブ・モンタント」をお召しになった美智子さまの“満身創痍”といったご様子が伝わってくるようだった。

美智子さま 椅子におかけになるご様子に変化が

 2泊3日の日程で、上皇ご夫妻は孝明天皇陵と明治天皇陵にそれぞれ退位の報告をされるため、京都市を訪問された。6月12日のご参拝に際して、美智子さまは手すりにつかまって階段を上られ、拝礼された一幕もあった。6月13日、JR東京駅へ到着した東海道新幹線の臨時専用列車から降車される美智子さまの足取りは、とてもゆっくりとしたものだった。

 上皇が退位された後、間近で美智子さまのご様子を拝見する機会のあった関係者が語る。

「美智子さまは、とても穏やかな表情を浮かべられていました。談笑されている時は、少し背を丸めるようにして体全体で笑われていて、皇后陛下でいらした頃には拝見したことがないほど、リラックスされていたようにお見受けしました。やはり隠し切れないオーラはおありなのですが、ピンと緊張感が漂うご様子ではなく、皇后陛下としての務めを無事果たされて、やっと肩の荷を下ろすことができたというような、とても柔和な雰囲気でした。

 これまで美智子さまは、背もたれに寄りかかるようにして椅子におかけになることはほとんどなかったと思うのですが、この時はスッと姿勢を正されながらも背中を付けてお座りになっていたことに驚きました」

外出先では“ローファータイプ”の靴をお召しに

 またある会合で美智子さまは、これまで公務でお召しになっていたようなスーツを着こなされていたという。ただ足元は、よくお召しになっていたバイカラーパンプスなどとは少し違ったもので、足の甲までしっかりと覆われたベージュのローファータイプの靴をお召しになり、心なしか右足をかばわれるようにしてお歩きになっていたという。

 6月、美智子さまは中等度の心臓の弁の逆流症との診断を受けられ、さらに2回にわたって左右両目の白内障の手術を受けられている。長年、頸椎症性神経根症による激しいお痛みにも耐えてこられた。

 美智子さまが皇室に入られてから約60年という歳月が流れた。多忙な日々を過ごされるなかで、数々のストレスがおありだったことと拝察する。「これまで検査を続けてきて早期発見でよかった」(同、NHK NEWS WEB)と仰ったという美智子さま。転移の可能性は低いとみられ、8月下旬の長野県軽井沢町群馬県草津町でのご静養を経て、来月以降に手術を受けられる見通しだという。

(「文春オンライン」編集部)

5月28日、「ピノキオ支援コンサート」を鑑賞された上皇ご夫妻 ©JMPA