明治安田生命J1リーグ第22節の清水エスパルスvs松本山雅FCが10日にIAIスタジアム日本平で行われ、1-0で清水が勝利した。

前節、好調・横浜F・マリノス相手に連敗を「2」ストップさせた14位・清水(勝ち点25)。連勝を目指す今節は、横浜FM戦と同じ11人を起用した。

リーグ戦8試合未勝利の16位・松本(勝ち点19)だが、直近2試合は上位相手に引き分けるなど調子は上向き。0-0で引き分けた前節の川崎フロンターレ戦からスタメンを1名変更し、新加入の水本が起用された。

試合開始からサイド攻撃でチャンスを作り出す松本は11分、高橋のパスをボックス左で受けたセルジーニョが後方にパス。ボックス中央手前に走りこんだパウリーニョが右足で狙ったが、枠を捉えることはできなかった。

ここまで松本ペースだったが、清水が18分に先制に成功する。左CKを獲得すると、西澤がインスイングのクロス。これをGK守田がファンブルすると、こぼれ球に反応したドウグラスが難しい体勢から左足でゴールネットを揺らした。

続く27分にも清水は決定機を迎える。ヘナト・アウグストからのパスを受けた河井がワンタッチパス。ボックスで受けた金子がマイナスに折り返し、西澤が右足で合わせたがゴールライン上で松本DFにブロックされた。

1点リードで試合を折り返した清水は後半立ち上がりの47分、ドウグラスが自陣からボックス中央手前まで持ち運ぶもシュートは打てず。それでもカバーに入った金子が右足で狙ったが、クロスバーを掠めて追加点とはならない。さらに、58分には西澤の左CKからファーサイドの吉本がヘディングシュートで狙ったが、ここもポストに嫌われてしまう。

73分に松本に久々にチャンスが訪れる。敵陣中央左から途中出場の宮阪がクロス。このボールが清水DFのクリアミスで混戦になると、最後は飯田真輝が反応したが、ゴールには結びつかない。

その後は清水が巧に時計の針を進めていき1-0で清水が逃げ切り。清水は公式戦8戦目にして松本に初勝利を飾った。一方、お得意様に敗れた松本は9戦未勝利で苦しい戦いが続いている。

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