株式会社インテージホールディングスが「QUOカード」や「カタログギフト」がもらえる株主優待の基準日を変更すると、2019年8月9日15時30分に発表した。

 インテージホールディングスの株主優待は、従来は9月末時点の株主を対象に実施されており、内容は「100株以上の株主に、保有株数に応じて『QUOカード』や『カタログギフト』を贈呈」というもの。

 今後も株主優待の内容は変わらないが、同社の決算期(事業年度の末日)が3月末から6月末に変更されたことに伴い、株主優待の基準日が従来の「9月末」から「12月末」に変更される。

 決算期の変更により2020年6月期は15カ月の変則決算となる。なお、2020年6月期については、2019年9月末時点の株主を対象に株主優待を実施。2021年6月期からは、毎年12月末時点の株主を対象に株主優待が実施される。よって、変更が適用される初回は、2020年12月末になる。

インテージホールディングスの株主優待の詳細と利回りは?

■インテージホールディングスの株主優待の詳細
基準日 保有株式数 株主優待内容
12月末
(※2019年は9月末)
100株以上 QUOカード500円分
200株以上 QUOカード1000円分
400株以上 カタログギフト2000円相当
1000株以上 カタログギフト4000円相当
5000株以上 カタログギフト8000円相当

 インテージホールディングスの2019年8月9日時点の終値は877円なので、株主優待利回りは以下のようになる。

(100株保有の場合)
 投資金額:100株×877円=8万7700円
 優待品:QUOカード500円分
 株主優待利回り=500円÷8万7700円×100=0.57%

(200株保有の場合)
 投資金額:200株×877円=17万5400円
 優待品:QUOカード1000円分
 株主優待利回り=1000円÷17万5400円×100=0.57%

(400株保有の場合)
 投資金額:400株×877円=35万800円
 優待品:カタログギフト2000円相当
 株主優待利回り=2000円÷35万800円×100=0.57%

(1000株保有の場合)
 投資金額:1000株×877円=87万7000円
 優待品:カタログギフト4000円相当
 株主優待利回り=4000円÷87万7000円×100=0.45%

(5000株保有の場合)
 投資金額:5000株×877円=438万5000円
 優待品:カタログギフト8000円相当
 株主優待利回り=8000円÷438万5000円×100=0.18%

 インテージホールディングスの株主優待は、個人投資家からの注目度が高い「QUOカード」や「カタログギフト」。今回、株主優待の基準日が9月末から12月末に変更されたが、株主優待の内容に変化はなかった。株主優待利回りは100株の保有で0.57%とあまり高くないが、インテージホールディングスが8月9日に発表した2020年6月期の年間配当金の予想は30円(2019年3月期は22円)で、配当利回りは3.42%。100株保有時の配当+株主優待利回り=3.99%と高水準になる。ただし、2020年6月期は2019年4月1日~2020年6月30日までの15カ月の変則決算となるので、通常の12カ月決算に戻る2021年6月期の年間配当金が30円を維持できるかどうかは未定。
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 インテージホールディングスは、マーケティング支援事業を手掛ける企業などを傘下に置く持ち株会社。2020年6月期は決算期変更に伴う15カ月の変則決算で、増収増益を見込む。

■インテージホールディングス
業種 コード 市場 権利確定月
情報・通信業 4326 東証1部 12月末
株価(終値) 必要株数 最低投資金額 配当利回り
877円 100株 8万7700円 3.42%
(※2020年6月期の
15カ月決算の
配当金で算出した
配当利回り
※株価などのデータは2019年8月9日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。
インテージホールディングスはマーケティング支援事業などを手掛ける企業を傘下に置く持ち株会社。