プレミアリーグ開幕節、マンチェスター・ユナイテッドvsチェルシーが11日に行われ、4-0でユナイテッドが快勝した。

昨季プレミアリーグ6位のユナイテッドは、昨季途中に就任したスールシャール体制を継続した中、DF史上最高額の約104億円で獲得したマグワイアと、約60億円で獲得したワン=ビサカの両新戦力をスタメンで起用した。

一方、昨季3位のチェルシーはサッリ前監督を事実上解任し、クラブのレジェンドであるランパード監督を新指揮官に迎えた。絶対的主軸だったアザールレアル・マドリーに移籍し、FIFAによる補強禁止処分を受けた中、昨季ダービーでランパード監督のもと活躍したマウントが先発となった。

共に[4-2-3-1]で臨んだ一戦は、開始4分にまずはチェルシーがエイブラハムの左ポスト直撃の強烈なシュートでゴールに迫った。対するユナイテッドも7分、ズマの自陣でのミスパスをカットしたマルシャルが決定的なシュートを浴びせて応戦。

互角の攻防が続いた中、17分にユナイテッドがPKを獲得した。ラッシュフォードがボックス内に侵入したところでズマに倒された。このPKをラッシュフォードが決めてユナイテッドが先制した。

先制点で勢い付くユナイテッドが流れを引き寄せ、ハーフコートでゲームを進める中、31分にはマルシャルがコントロールシュートでチェルシーを脅かした。

立ち上がり以降、攻め手のなかったチェルシーはバークリーやペドロがミドルシュートで牽制すると、39分に決定機。ボックス左で仕掛けたバークリーが左足でGKデ・ヘアを強襲するシュートを浴びせた。さらに40分、ボックス左からエメルソンの放ったシュートが左ポストに直撃。前半終盤にチェルシーが盛り返した中、ユナイテッドが1点をリードしたまま前半を終えた。

迎えた後半は一進一退の攻防で立ち上がっていくと、チェルシーは56分にエメルソンがミドルシュートでGKデ・ヘアを強襲。そしてバークリーに代えて新戦力のプリシッチをそのまま左サイドに投入し、前がかる展開としていった。

しかし65分、ユナイテッドが突き放す。ロングカウンターに転じ、アンドレアス・ペレイラの右クロスからファーサイドのマルシャルが押し込んだ。さらに2分後、ポグバのフィードに抜け出したラッシュフォードがGKとの一対一を制し、一気に3-0とした。

3点を追う展開となったチェルシーがジルーを投入したのに対し、ユナイテッドは81分にダメ押しゴールを挙げる。ポグバがロングカウンターで持ち上がり、途中出場のジェームズがネットを揺らした。

このまま4-0でユナイテッドが快勝。新生チェルシーを粉砕する好発進をユナイテッドが切っている。

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