モナコが、セビージャに所属するフランス代表FWウィサム・ベン・イェデル(28)の獲得を決定的なモノとした。フランス『レキップ』は12日、イェデルが同日にモナコ入りしメディカルチェックを受診したと報じている。

今夏のセビージャ退団が噂されるイェデルに関しては、先日に中国の北京国安から4000万ユーロ(約47億2000万円)の契約解除金の支払いと共に、年俸1200万ユーロ(約14億1000万円)という巨額オファーが舞い込んでいたが、ヨーロッパでのプレーを望む選手側が移籍を拒否していた。

しかし、先日にコロンビア代表FWラダメル・ファルカオ(33)の退団が濃厚なモナコからポルトガル代表MFロニー・ロペス(23)の譲渡+2000万ユーロ(約23億6000万円のオファーが届いているとの報道がなされていた。

そして、『レキップ』が伝えるところによれば、モナコ移籍を了承したイェデルは12日夜にモナコ入りしメディカルチェックを受診。翌13日には2024年6月30日までの5年契約にサインする見込みだという。

なお、3年ぶりにリーグ・アンに復帰するイェデルは、今夏ガラタサライ行きが濃厚とされるコロンビア代表FWラダメル・ファルカオ(33)の後釜を担うことになる。

2016年にトゥールーズからセビージャに加入したイェデルは、フットサルフランス代表歴もあるなどボールスキルとスピードを武器とする、得点感覚に優れたアタッカーだ。昨シーズンは公式戦54試合30ゴール11アシストを記録した。

また、モナコはイェデルの交渉を完了させた後、チェルシーで構想外となっているフランス代表MFティエムエ・バカヨコ(24)をレンタル移籍で復帰させる交渉も進めていくことになるようだ。

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