日本政府は8日、半導体材料の韓国への輸出について一部を許可したことを発表したが、日本による半導体材料の輸出管理強化によって、「日本経済の実力を改めて認識した」という中国人は少なくない。

 中国メディアの今日頭条は11日、日本の科学技術力が中国人を震撼させたと伝える記事を掲載し、日本が韓国の基幹産業である半導体産業に対して「極めて迅速かつ正確に打撃を与えたさまは、中国人を大きく驚かせるものだった」と伝えた。

 記事は、日本が韓国に対して半導体材料の輸出管理を強化したことについて、「韓国経済に対して、極めて正確かつ迅速に大打撃を与えるものだった」と主張し、韓国経済にとって半導体産業は「柱」とも呼ぶべき重要な産業であり、どれだけ優れた技術があっても材料が手に入らなければ「宝の持ち腐れ」になると指摘。それゆえ材料が手に入らなければ韓国経済は「窒息」してしまうと強調、韓国で激しい反発が起きているのはそのためだと主張した。

 日本政府は韓国向け輸出の一部を許可したものの、日本が今後も妥協することなく、輸出管理の強化を継続すれば「なかには生産停止に追い込まれたり、材料の変更を迫られ、品質低下に直面する半導体工場も出てくるかもしれない」と指摘し、これは半導体産業に依存している韓国経済にとっては致命的な打撃となるだろうと主張した。

 さらに記事は、日本と韓国の対立から中国が得るべき教訓は多いとし、もし現在の韓国の立場と中国を入れ替えて考えれば「やはり同じような苦境に直面するだろう」と指摘し、中国は他国に命運を握られることのないよう科学技術力の向上に努力しなければならないと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本は韓国経済に「迅速かつ正確に打撃を与えた」、中国は教訓を得なければならない=中国