デルタ航空羽田空港発のアメリカ線を現在の2路線から7路線に増やし、羽田空港に乗り入れるアメリカの航空会社として、最大の運航規模に。これまで拠点としていた成田空港からは完全撤退します。

最新プロダクト搭載機材を投入

アメリカのデルタ航空は2019年8月13日(火)、羽田空港~アメリカ7路線を2020年春から運航すると発表しました。

デルタ航空は羽田発着路線について、これまで運航しているミネアポリス、ロサンゼルス線に加えて、アメリカ運輸省発表の「羽田発着枠に関する最終決定」で、シアトルデトロイトアトランタホノルルポートランドを結ぶ5路線の承認を8月9日(金、現地時間)に獲得。これで7路線となり、デルタ航空はアメリカの航空会社のなかで、羽田空港最大の運航規模を持つことになります。

機材は、デルタ航空の最新プロダクトを搭載したものを使用するとのこと。羽田~デトロイト線、ミネアポリス線はエアバスA350-900型機、羽田~シアトル線はエアバスA330-900neo型機、羽田~アトランタ線、ロサンゼルス線は改装済みのボーイング777-200ER型機、羽田~ポートランド線はエアバスA330-200ER型機、羽田~ホノルル線はボーイング767-300ER型機です。

これらの路線開設に伴い、2020年3月にアメリカ~東京間の全運航便を成田空港から羽田空港に移行します。デルタ航空は、成田~シンガポール線、マニラ線を廃止すると発表しており、同社の成田空港発着路線は、完全に撤退する計画です。

デルタ航空のエアバスA350型機(画像:デルタ航空)。