8月8日、DJ集団・レペゼン地球の主催によって、「炎上万博」なる格闘技大会が開催された。これに対し、物申す系ユーチューバーとして知られるシバターが、私見を述べ、「正論すぎる」と注目を集めている。

■炎上ユーチューバー参加の格闘技大会

先月、自作自演のパワハラ騒動で大炎上してしまったレペゼン地球。メットライフドームでの公演が中止になるなど、活動を停止するかに思えたが、転んでもただでは起きず、そしてすぐに起き上がるのがユーチューバーという人々だ。

炎上から1ヶ月も経たないなか、「炎上者の炎上者による炎上者のための日本一望まれていない祭」として開催された炎上万博では、レペゼン地球のメンバーと、炎上経験のあるユーチューバーが1対1の格闘技で対戦し、大きな話題になった。

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■運営体制にさまざまな問題が?

レペゼン地球のYouTubeチャンネルでは、試合の動画が続々とアップされているが、総合格闘家・プロレスラーとしての活動でも知られているシバターは、それらを見て「すごい危ない」と語る。

その理由は、「レフェリーが普段格闘技をさばいている人じゃない」「おそらくは素人」というもので、レフェリーのスキル・判断次第では「ひょっとしたら後遺症が残るかもしれないし、一生車椅子になることだってある」と危険を訴える。

また、素人同士の試合にも関わらず、禁止ルールが定められていなさそうなところや、リングドクターの姿が見えないことにも反応。極めて禁止だと主張する。

■ジョーブログ・ジョーに厳しい指摘

そして、批判の矛先は、参加者のひとりであるユーチューバージョーに。渋谷のスクランブル交差点にベッドを置き、そこで寝るという迷惑行為で一躍その名が広まった人物だが、じつは番組の企画で、ボクシングのプロテストに合格した経歴を持っている。

そんな彼に対し、シバターは開口一番、「プロは素人と試合をしてはいけません」と述べると、KOの要因となったサッカーボールキック風の攻撃について、「相手を完膚なきままにぶちのめして、しかもケガをするような試合の決め方をしている」「プロ失格だと思った」と厳しく糾弾した。

■賛同の声が相次ぐ

総合格闘家としての経験を有する彼ならではの意見に、視聴者からは賛同の声が多く寄せられることに。

「せめてレフェリー役でシバター出してもらえたらよかったのにな」

「ホントだよな。大怪我してからじゃ遅いもんな。運が良かっただけ」

「炎上万博面白いと思うけどこれは正論」

「これは嫉妬とかじゃないから普通にあぶねえだろ」

「面白い」という声もあるものの、もっと格闘技というものに対し、誠実に向き合うべきだと感じる人は少なくなかったようだ。

■動画サイトは規制を強化すべき?

制約が少ないからこそ生まれる、自由な発想が魅力のYouTube。しかし、ときに過激な方向にいきすぎてしまう場合もある。

ちなみに、しらべぇ編集部が全国の20代~60代のユーチューバーを知っている人896名に、「規制すべきかどうか」に関し意識調査を実施したところ、「何らかの規制をかけるべき」という意見が多いことが判明した。

YouTuberは規制すべきだと思う?

ケガ人が出てしまえば、笑える企画も笑えなくなってしまう。今後、もしまた開催する場合は、安全対策をきっちり行なってほしいものだが……。

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(文/しらべぇ編集部・宝田洸太

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2017年3月23日~2017年3月27日
対象:全国20代~60代のYouTuberを知っている人896名(有効回答数)

炎上ユーチューバーたちの格闘技大会に警鐘 「後遺症が残るかも…」