米Facebookも、米Amazon.com、米Google、米AppleMicrosoftと同様に、ユーザーの会話音声データを人間の業務委託者に聞かせていたと、米Bloomberg8月13日(現地時間)、匿名希望の業務委託社の話に基づいて報じた。Facebookもこれを認めるコメントをしている。

【その他の画像】

 FacebookにはSiriAlexaのような音声アシスタントはない。Facebookの場合は「Facebook Messenger」でのユーザー同士の音声チャットの録音データが業務委託者に渡っていた。

 FacebookはBloombergに対し、Facebook Messengerアプリで音声チャットを書き起こす設定にしているユーザーデータの一部を、AIが正しく書き起こししているか確認するために人間に聞かせていたとコメントした。また、「AppleGoogleと同様に、われわれも1週間以上前に人間による音声データレビューを停止した」とも語った。

 Facebookは7月、プライバシー問題で米連邦取引委員会(FTC)に50億ドルの制裁金を支払うことで和解したばかり。同社に対しては以前からユーザーの会話を盗聴しているのではないかという疑惑があったが、マーク・ザッカーバーグCEOは昨年の上院での公聴会で、ユーザーの会話を盗聴してそれを広告に利用しているといううわさについて「そんなことはしていない」とはっきり否定した。広告のためではなく、AIの性能改善のためには聞いていたということだったのだろうか。

 Facebookも他社同様、人間が音声データを聞く可能性があることを利用規約などに明記していなかった。

 Amazonは4日、Alexaプライバシーのページに「幅広いお客様による音声録音を用いてAlexaをトレーニングすることにより、Alexaがすべてのお客様にとって便利に機能することに貢献します。この設定を有効にすると、音声録音が新たな機能の開発に使用されたり、Amazonサービスを改善するために人により確認される場合があります。また、極めて限定的な音声録音のみが人により確認されます」という文言を追加することで、透明性を改善した。

Facebook Messengerには音声・ビデオチャット機能がある