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ディズニーの伝統を受け継ぐ驚異の映像世界

8月9日(金)全国公開

ライオン・キング』は単なる実写映画ではなく、最新の技術を駆使して制作された“超実写映画”で、スクリーンに映るキャラクターアフリカの大地、降り注ぐ光などすべてのビジュアルデジタル技術によって生み出されたが、ジョンファヴロー監督と名撮影監督のキャレブ・デシャネルは通常の実写映画と同じように照明を設置し、ファインダーを覗き、カメラセッティングして撮影を進めていった。本作は一体、どんな手法で誕生したのか? なぜ監督はこの手法を選んだのだろうか?

現場にはカメラとVRゴーグル!? 本作は“どこ”で撮影されたのか?

本作の舞台はサバンナの雄大な自然だ。そこでファヴロー監督は実際にカメラをまわしながら撮影を進めていった。どこで? ライオンが暮らすジャングルで? いや、VR技術を使った“デジタルの世界”の中でだ。撮影現場にはVRのヘッドセットが用意され、ファヴロー監督と撮影監督はゴーグルをかけて、アニメーターたちが作成した“ジャングルブックの世界”に入り込んで、多くの実写映画と同じようにキャラクターの演技や立ち位置を目で見てから、カメラをかついで撮影アングルを探したり、ショットの計画を立ててから撮影が進められた。

「この手法を採用した理由は、アニメーション映画に“実写の感覚”をもたらせるためだ。僕たちはVR技術によってリアルタイムに起きていることをすべて見ることができるから、通常の実写映画と同じように撮影に関する一切を決定することができたよ。だから撮影監督のキャレブは、この映画で使用されたテクノロジーについては何も理解しないまま、これまでと同じように本物のカメラを使って、自然の美しさや不完全な部分をそのまま撮影していくことができたんだ」

彼らはジャングルに行っていない。しかし、撮影隊は確かにアフリカの大地にいた! ファヴロー監督はウォルト・ディズニーの考えにならった結果、この手法を導入することにしたという。

ウォルトがいつも考えていたのは、新しいテクノロジーを観客に楽しんでもらうには、観客の多くが親しんでいる物語と組み合わせるのがベストだということ。僕も彼の考えにならったんだ。観客も『ライオン・キング』だから、新しいテクノロジーに対してオープンな気持ちでいてくれると思うよ」

キャラクター描写に貫かれる“ウォルト・ディズニーの想い”

さらにファヴロー監督は、キャラクターを描く上でも“ディズニーアニメーションの伝統”をしっかりと引き継ぐようにしたという。

デジタルキャラクターを描く際には本当にいろんなツールや手法があるけど、この映画ではあえて使用するツールや手法を限定したんだ。それは“現実の世界で動物がとる動き”だけでキャラクターを描くこと。これもウォルトの考えにならったよ。彼は『白雪姫』を完成させて、次に『バンビ』をつくる際にスタジオに本物の動物を連れてきて、観察を重ねて、キャラクターがあまりにもアニメっぽかったり人間的な表情にならないように研究したんだ。『白雪姫』と『バンビ』を見比べると彼らが本当に時間をかけて研究を積んだことがよくわかるよ」

時は流れ、手描きアニメーションからデジタルアニメーションに手法は変化したが、ファヴロー監督とスタッフは『バンビ』と同じマインドを貫いた。

「この映画では動物をスタジオに招かずに、僕たちがフロリダにあるディズニーアニマルキングダムに行ったよ(笑)。面白かったのは、スタッフが“動物たちを3Dスキャンしたい!”って言ったこと(笑)。もちろん、ダメだって言ったよ! 僕たちは動物たちを観察して、すべてをゼロからつくりあげた。何よりも動物と自然に敬意を払いたかったからね」

どんな映像技術もフィルムメイカーが観客を楽しませ、より良く物語を語るために使われる。技術を見せるためにVRやCGがあるわけではない。

「最新のテクノロジーを使う際に最も大事なことは“正しい目的・良い目的”を心に抱いた状態で創作にあたることだと思う。いつだってテクノロジーと人間のつながりをよく理解して、大切にしないとダメなんだ。この作品では映像やキャラクターリアリティを持てば持つほど、観客はこの物語はすごく大事なことを描いているんだと、大きなテーマを扱っているんだと思ってもらえるはずだからね」

本作は単なるCGアニメーションでも実写でもない“超実写版”で、私たちがまだ誰も体験したことのない世界が広がってる。しかし、その奥底にはディズニーアニメーションが長い時間をかけて引き継いできた“精神”が宿っているのだ。

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第3回