トップチームの背番号発表を受けて反応 イ・ガンインとの比較も…

 レアル・マドリードが2019-20シーズンのトップチームの背番号を9日に発表し、フベニールA(U-19)で選手登録され、カスティージャ(レアルB)が主戦場になると見られる日本代表MF久保建英には、トップチームの背番号が与えられなかった。一方、久保とともに今夏に加入したブラジル人FWロドリゴは27番に決まった。

 この発表を受けて、韓国のスポーツ・芸能総合サイト「スポータルコリア」は次のように報じている。

「今夏の移籍市場でレアルに移籍した久保は、プレシーズンに同行しトップチーム昇格の可能性があったが、現実は冷静だった。久保はプレシーズンの試合で姿を見せた。柔らかいボールタッチとパス、連係はある程度のレベルにあったが、トップチームの舞台ではフィジカル的に限界があるようだった」と、久保がある程度の結果を残しつつも、フィジカルに物足りなさがあったと伝えている。

 また、「ロドリゴにトップチームの背番号が与えられたことで、久保の1軍行きは自然と消滅した」と報じている。現時点では久保が今季、カスティージャの一員としてセグンダB(スペイン3部)で戦うのか、バジャドリードに期限付き移籍しリーガ・エスパニョーラの舞台で戦うのかは正式に決まっていない。

 最後に同サイトは「久保は同年代のイ・ガンインバレンシアで認められた後、トップチームに昇格したのとは対照的だ」と、今年のU-20ワールドカップで大会MVPゴールデンボール)を獲得したイ・ガンインが、バレンシアカンテラ(下部組織)からステップアップした姿と比較して締めくくっている。(金 明昱 / Myung-wook Kim)

トップチームでの背番号が与えられなかったレアル・マドリードMF久保建英【写真:Getty Images】