8月15日(木)の「直撃!シンソウ坂上」(毎週木曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)で、バイオリニストの高嶋ちさ子を特集する。

【写真を見る】貴重な家族SHOT! 両親、姉と写真に納まる若かりし頃の高嶋ちさ子(左から2番目)

バイオリニストとして年間およそ100本のコンサートを開催するかたわら、バラエティー番組などでも活躍中の高嶋。番組では、高嶋が最も力を入れているというコンサートに密着する。

クラシックコンサートでありながら、即日完売が続出する背景には、クラシックの常識を覆す高嶋の演出があった。

一般的なクラシックコンサートで交響曲となれば1曲1時間コースも当たり前だが、高嶋は5分以内の誰もが知っている曲を演奏することを心掛けているという。

また、通常のクラシックコンサートではあり得ないMCトークも好評。高嶋は、時に笑いを交えながら、初心者にも分かりやすく楽器の解説などを行う。

さらに高嶋は、荻野目洋子や森高千里などをゲストボーカルとして招くこともあり、これらの演出がクラシックになじみのない客層から高い評価を受けている。

密着取材では、高価なドレスや6億円もするバイオリンを雑に扱う、高嶋らしい一幕も。

高嶋ちさ子坂上忍と対談

坂上との対談では、高嶋の知られざる半生が明らかに。6月に他界した俳優・高島忠夫さんの実の弟で、かつてレコード会社に勤務し日本では無名だったビートルズを一躍有名にした父と、ピアニストの母を持つ高嶋。

高嶋は母の影響で4歳からピアノを始めるも、わずか2カ月で母から「才能がない」と言われ、辞めさせられてしまう。

その後、5歳の時に幼稚園でバイオリンを弾いている子に憧れ母に直訴するも、母は「ピアノもできない子にバイオリンは無理だ」とピシャリ。

しかし、高嶋は1年間アピールを続け、小学1年生からバイオリンを始める。

ようやく習い始めることができ、楽しいはずのバイオリンだったが、全てのレッスンに立ち会い、子どもを相手に本気の熱血指導を行う母によってそれは地獄に変わってしまう。

■ 父が音楽デュオを勝手に結成

母が高嶋に厳しく指導し、期待をかけた背景には、彼女の姉・未知子さんの存在があった。

未知子さんはダウン症で、高嶋は物心がついた時に、母から未知子さんの面倒を見てもらうために高嶋を産んだと言われたそう。

高嶋が地獄と感じるほどに母が厳しくバイオリンの指導をしたのは、未知子さんの面倒を見るために高嶋に自活してほしいという思いからだった。

そんな母の思いを受け止め、高嶋は世界的な音楽の名門・イェール大学の音楽学部大学院を卒業、アメリカ・マイアミのオーケストラに入団するも26歳の時に人生が一転してしまう。

レコード会社に勤務する父は、高嶋の承諾なしに「チョコレート・ファッション」という音楽デュオを勝手に結成。

高嶋兄弟(政宏、政伸)のいとこの彼女と、後藤久美子のいとこのデュオで、アイドルユニットとして大々的に売り出されたが、全く売れずにすぐに解散。

高嶋はその後一人で活動を続けるもうまくいかず、時には路上で演奏することもあった。

■ ある芸能人との出会いが人生を変える

母から借金をすることで、どん底ながら何とか生活していた高嶋だったが、意外な大物芸能人との出会いが彼女の運命を大きく変えることになる。

彼女の歯に衣(きぬ)着せぬ発言を面白がった大物芸能人のおかげで、さまざまなバラエティー番組に出演、一躍知名度が上がりコンサートにも客が入るようになったのだ。

また、坂上との対談では、「母がいないと生きていけないから、一緒に死のうと思った」と語った高嶋が、最愛の母との悲しい別れについても語り尽くす。

さらに、幼い頃によく遊んだといういとこの高嶋政宏とテレビ初共演。25年ぶりの食事会で、子ども時代のさまざまな思い出や、一部週刊誌が報じた“いとこ同士の確執”の真相などについて語り合う。

※高嶋政宏の「高」は、正しくは「はしご高」(ザテレビジョン

半生を語った高嶋ちさ子