クルマ好きがやりがちだが本当はNG! 円を描くようにワックスをかけてはいけないワケ

ワックスは薄く伸ばすのが基本

 洗車場などでワックスをかけるときに、クルクルと円を描くように塗り込んでいる人をよく見かける。このような手法でワックスをかける人は昔からいるが、じつはこの塗り方はNGなのだ。

 確かにこの塗り方だと、やった気はとてもする。実際、コイン洗車場で隣の人が熱心にクルクルとワックスをかけていたので理由を聞いたところ、「ワックスがけはこうでなくては」的な答えが返ってきた。作業としての充実感はあるのだろう。

クルマのワックスがけ

 しかし、まずワックスがけの基本として薄く塗るというのがある。結局、ほとんど拭き取ってしまうので無駄が多くなるというのもあるし、塗りムラを防ぐというのも理由だ。円を描くと重なる部分が非常に多くなって、無駄がやたらと増えてしまうだけ。塗り漏れが怖いという声も聞くが、重ねすぎもよくない。

クルマのワックスがけ

  

 この点での正解は縦横、直線でできるだけ薄く伸ばすように塗っていく。縦もしくは横だけだと、確かに塗り漏れが出てしまう可能性が高まるが、それは縦で塗った後に、横でもう一度塗ることで防ぐことができる。

円を描くようにワックスを塗ると目立つキズが付きやすい

 そしてもうひとつのやってはいけない理由は、キズになったときに目立つからだ。塗装というのはデリケートなだけに、どんなに気をつけていてもキズは付く。それはワックスがけ時も同じで、一回ではわからなくても、何度も行なっていると次第に目立ってくる。そういう意味では円を描いても、直線でもキズは付くのだが、どちらが目立ちにくいかというと直線のほう。

クルマのワックスがけ

  

 また、そのキズを落とす際にも直線で塗ったほうが有利になる。磨く場合、コンパウンドを付けたバフを回転させて落としていくが、円を描いて付いた丸いキズだと、その回転方向とバフの回転が合ってしまい、落としにくくなる。直線であれば回転に対してほぼ直角にバフが当たるので落としやすい。これは一般ユーザーには関係のない、プロの問題かもしれないが、頭に入れておくだけでも損はない話だろう。

 円ではなく直線で、というのはワックスがけに限らず、シャンプーをかけるときのスポンジの動きにも関係すること。直線で作業するように心がけてほしい。

クルマのワックスがけ

クルマ好きがやりがちだが本当はNG! 円を描くようにワックスをかけてはいけないワケ