実写版リトル・マーメイド(原題:The Little Mermaid)』でエリック王子役の最有力候補とされていたハリー・スタイルズ(25)。彼がオファーを辞退していたことが明らかになった。

無期限で活動休止中の英ボーイバンド「ワン・ダイレクション」のメンバーで、現在はソロ活動や俳優業に力を注いでいるハリー・スタイルズ実写版リトル・マーメイド』で「エリック王子を演じるのではないか?」と囁かれたハリーは、同役の最有力候補に挙がっていた。

現地時間13日には大手映画会社「Regal Cinemas」「AMC Theatres」が揃ってハリーのキャスティング決定をツイッターで告知したが、まもなくその投稿が削除された。その後、同映画製作に携わる関係者らが「ハリーが出演オファーを“丁重に”断った」ことを『The Wrap』に証言した。

1989年に公開されたアニメ版ではエリック王子のソロ歌唱パートはなかったが、ハリーがキャスティングされればそれも変わるだろうと言われていたため、ファンにとっては残念なニュースになってしまったようだ。

ハリー・スタイルズは2017年の戦争映画『ダンケルク(原題:Dunkirk)』で俳優デビューを飾り、その演技力が高く評価された。今年初めには関係者が「ハリーは今後、歌手業から徐々に俳優業へとシフトしていく」意向であることを『The Sun』に明かし、

ハリーは演じることをとても楽しんでいますよ。最近は水面下で数々のプロジェクトに携わっているんです」

と述べていた。

その言葉の通り、『ロミオ+ジュリエット』(1996年公開)や『ムーランルージュ』(2001年公開)で知られるバズ・ラーマン監督による故エルヴィス・プレスリーの伝記映画(タイトル未定)のスクリーンテストを受けたハリー、しかしエルヴィス役はオースティン・バトラー(27)が射止め、惜しくもその座を逃している。

実写版リトル・マーメイド』のアリエル役は、「Chloe x Halle」の名で活躍するR&B姉妹デュオの妹でアフリカ系米国人のハル・ベイリー(19)が演じ、撮影開始は来年初め頃の予定というが、ハリーが有力候補から外れた今、彼女の相手役を誰が演じるのかに引き続き注目が集まっている。ちなみに映画ファンの間では、『君の名前で僕を呼んで』で一躍脚光を浴びたティモシー・シャラメ(23)や、ディズニー・チャンネルティーン・ビーチ・ムービー(原題: Teen Beach Movie)』シリーズなどで知られるジョーダンフィッシャー(25)らのキャスティングを熱望する声があがっているようだ。
(TechinsightJapan編集部 c.emma

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