東京都江戸東京博物館では、ホールのリニューアルを記念して、「えどはく寄席スペシャル」と題して、江戸東京の芸能の粋を集めた公演を開催中です。この中で、国立劇場との共催で「浮世絵と邦楽-隅田川をめぐって-」を上演します。
近世絵画と古典芸能は、成立当初から深く交流を重ねながら発展しました。夏の夕涼み、隅田川を行き交う船に遊ぶ人々を描く浮世絵とその世界を物語る唄を立体的に楽しむことができる企画です。

1 開催日時

2019年(令和1)9月15日(日) 14時30分~15時   ※14時開場

2 会場

東京都江戸東京博物館 1階大ホール

3 入場

当日の常設展観覧券提示により入場(14時より 先着順)定員400名

4 内容・出演

(1)江戸っ子と隅田川
   江戸東京博物館 学芸員 松井かおる

(2)演奏・筝曲「ほととぎす」
   筝 山木千賀、佐々木千香能、 三弦 設楽千聡代

山木千賀 東京都出身。幼い頃より父・六代目山木千賀に箏の手ほどきを受ける。04年、第11回全国箏曲祭賢順コンクールにて銀賞受賞。18年「山木二百年記念演奏会」を開催し七代山木千賀襲名。


(3)公演解説

   国立劇場制作部伝統芸能課 石橋幹己

(4)舞踊・長唄「風流船揃」
   立方 花柳源九郎、唄 今藤長一郎、三味線 杵屋弥宏次、囃子 福原百之助ほか
花柳源九郎 奈良県出身。父・花柳智人の手ほどきを受け、のちに四世宗家家元・花柳壽輔に師事。07年、新春舞踊大会にて文部科学大臣奨励賞、13年舞踊批評家協会新人賞受賞。振付師としても活躍。
今藤長一郎 京都府出身。79年今藤文子に師事し、長唄を、88年藤舎呂船師に師事し、長唄囃子を学ぶ。現在、邦楽演奏会、日本舞踊公演、NHKテレビ・ラジオ等で活躍している。
杵屋弥宏次 埼玉県出身。85年、八代目杵屋彌吉(当時東音鈴木勘容)に師事。現在、歌舞伎、舞踊会、NHK放送他で長唄演奏に取り組むと同時に後進の育成にも勤しむ。
福原百之助 東京都出身。91年祖父・寶山左衛門(六代目福原百之助)らに師事。06年、七代目福原百之助襲名。邦楽囃子「若獅子会」同人として、16年中島勝祐創作賞、17年創造する伝統賞受賞。


5 関連事業

(1)特集展示「浮世絵と邦楽-隅田川をめぐって-」

会期:同年8月27日(火)~9月23日(月・祝) 休館日:9月2日(月)

場所:東京都江戸東京博物館 常設展示室5階 江戸ゾーン「江戸の四季」コーナー

開館時間:午前9時30分~午後5時30分(土曜日は午後7時30分まで、8月30日(金)

は9時まで)

学芸員によるミュージアムトーク:8月30日(金)、9月6日(金)午後4時から30分程度
「隅田川舟遊び」 江戸中期 鳥文斎栄之/画 館蔵


(2)国立劇場10月邦楽公演「浮世絵の音風景-歌川広重東海道五拾三次』をたどる

開催日時:
1.同年10月4日(金) 午後6時から午後9時(午後5時30分開場)
「その1 日本橋~嶋田」
2.同年10月5日(土) 午後1時から午後3時(午前12時30分開場)
「その2 白須賀~京都」

場所:国立劇場小劇場(千代田区隼町4-1)

内容:邦楽の演奏5番(各日)※詳細は国立劇場HPをご覧下さい


配信元企業:公益財団法人東京都歴史文化財団

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