2019年8月15日に迎えた、戦後74回目となる『終戦の日』。

終戦の日にともない、漫画家の森永ミク(@miku39__mori)さんが描いた創作漫画をご紹介します。

74年前の「おかえり」

森永さんが描いたのは、74年前と現代に生きる夫婦のやり取りです。

74年前に「いってらっしゃい」と笑顔で送り出された夫はなかなか戻らず、最終的には遺骨となって帰ってきました。

遺骨を胸に抱き、泣き崩れる妻。戦時中は、こういった光景が多くの家庭で繰り広げられていたのです。

【ネットの声】

・涙があふれた。平和のありがたみや大切さが痛いほど身にしみる。

・戦時中は、遺骨が回収できずに石ころを手わたされる場合もあったようです。

・愛する人をこのような形で迎えるのは本当につらいこと。改めて戦争はあってはならないと実感した。

作者である森永さんは、作品について「二度とこんな『おかえり』のある世界になりませんように」とつづっています。

「ただいま」「おかえりなさい」といい合える日常は、当たり前のようでいて、実は尊くかけがえのないものです。

戦争のない、おだやかな時間がこれからも続くように…改めて平和な世の中を守りたいと強く思わされます。


[文・構成/grape編集部]

出典
@miku39__mori