横浜FCに加入した中村、天皇杯で三浦との共演が実現 

 J2横浜FCの元日本代表FW三浦知良と同MF中村俊輔は14日、天皇杯3回戦横浜F・マリノス戦に先発出場し、19年ぶりの共演を果たした。海外メディアも“レジェンドコンビ”の同時起用に注目しており、「合わせて93歳」と驚きを示している。

 41歳の中村は2017年に横浜F・マリノスからジュビロ磐田に移籍するも、度重なる負傷に苦しめられ、獲得に動いた名波浩前監督の退任もあり、本領を発揮しきれないまま今夏に横浜FCへと活躍の場を移した。自身初となるJ2の舞台での戦いとなる一方、横浜FCに在籍する52歳の三浦との共演にも期待が寄せられていた。

 そして、“その時”は天皇杯で訪れた。中村の古巣である横浜FM戦で両者ともに先発を飾ることに。米スポーツ専門局「ESPN」は、公式ツイッターで「中村俊輔三浦知良横浜FCで同時先発。彼らは、合わせて93歳だ」と驚きの表情を浮かべる絵文字を添えて投稿していた。

 また、トルコメディア「Spor Arena」も公式ツイッターで、後半17分に三浦がピッチを退く際、キャプテンマークを中村の腕に巻いて託す瞬間の写真を投稿。三浦はブラジルやイタリア、中村もスコットランドスペインプレーしたキャリアがあることから、両者の共演は世界でも注目されていたようだ。(Football ZONE web編集部)

FW三浦知良、MF中村俊輔【写真:Getty Images 高橋学】