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 北極圏に近い距離に位置する極東ロシアは、この時期は日が昇る時間が早い。ところが今月9日、既に太陽が昇っているはずの時間帯に、サハ共和国ベルホヤンスク市の空がほぼ完全な暗闇に包まれた。

 この現象は、実は去年にも同地域で起きており、ミステリーな自然現象として地域住民らがSNSで物議を醸していた。

 ロシア気象庁によると、地域で起こっている山火事が原因の可能性があるということだ。

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Солнце ≪пропало≫ в Верхоянском районе Якутии из-за дыма от лесных пожаров и сложных метеоусловий

奇妙な自然現象がロシア極東を襲来

 8月9日ロシア連邦の極東サハ共和国に位置するベルホヤンスクでは、いつもの時間に夜明けが訪れなかった。

 首都ヤクーツク市の北部にあるこの都市は、この時期午前4時頃には空が明るくなるという。しかしこの日は、その時間になっても空は黄色味を帯びた暗闇に包まれたままで、地域住民らは奇妙な感覚で目覚めることとなった。

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 午前8時頃に地元住民により撮影された写真では、まだ空は暗く、まるで真夜中のようだ。しかし、数枚の写真は濃い霧がかかったようなものもある。

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image credit:The Siberian Times

 地元住民らはSNSで、この現象についての物議を醸した。住民の1人は、「毎年7月か8月に太陽がない状態で目覚めてパニックになる、こんな異常現象が恒例化しているのか!?」と疑問を投げかけた。

 住民らが不思議に思うのも無理はない。実はこの現象は、去年7月にもベルホヤンスク、エヴェノ=ビタンタイ民族地区、ジュガンスキー・ウルス地区、そしてヤクーツク市に起こっていたのだ。(関連記事

気象庁は地域の山火事が原因と推測したが...

 今回、この現象についての公な説明はなされていないが、気象専門家によると、ヤクーツク南部で起こっていた森林火災に関連しているのではということだ。

 ロシア気象センター「Fobos」は、激しい山火事の煙が北部へと流れる中で、大気中に雨が発生。急速に厚くなった雲に、山火事の煙と降水量が加わり、空中の一酸化炭素濃度が上昇し、太陽が完全に遮られてしまった可能性を示唆している。

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 大気中に大量に発生した一酸化炭素濃度は、許容最大値が5mg/m3であるのに対し、この時には7.19mg/m3という非常に高い数値になっていたという。

 暗闇は皆既日食ほどの極端なレベルではなかったが、その影響を受けた領土はイタリアよりも大きく、この日は3時間くらい暗闇状態が続き、気温も低下。結局、8時以降になるまで光は射さなかったそうだ。

 ロシア気象庁は、森林火災との関連性はあくまでも推測であるため、原因についてはより詳細を分析する必要があると述べている。

References:The Siberian Timesなど / written by Scarlet / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52278245.html
 

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