山形県酒田市の本間美術館8月29日(木)から9月30日(月)まで、「あべとしゆき水彩画展 -静けさを聴くために-」が開催される。

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本展は、新聞社デザイナーと美術教師を経て、2008年より水彩画の制作を中心に活動している酒田市出身の水彩画家、あべとしゆきを紹介。水彩画の可能性を広げる卓越した技法と、写実を超えた詩情溢れる作品は、国内外の美術愛好家を魅了し「水彩詩人」と評されている。同展では、2018年に刊行された「静けさを聴くために あべとしゆき水彩詩画集」(日貿出版社)に掲載された作品を中心に、静寂の中に光溢れる情景を描いた作品と、自身が詠んだ詩を合わせて展示。何気ない日常が見せる、美しくも愛おしい姿に心震える作品の数々を堪能できる。

担当者は「“静けさを聴くために”とは、『一人で本を読むように 一人で絵を描いていたい そして、絵の中の静けさを聴いていたい』という、作品に向き合う姿勢を表しています。そこには見つめ続けることでしか感じられない光の魅力や、自然が紡ぐ物語を感じようとする視線があり、それらを心を込めて描くことが、あべとしゆき氏の芸術の礎となっています。何気ない日常が見せる、美しくも愛おしい姿に心震える作品の数々をご覧下さい」と展示の魅力について話す。

人気のあべとしゆきの水彩画が揃う「あべとしゆき水彩画展 -静けさを聴くために-」。水彩画の奥深い世界に触れてみよう。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)

あべとしゆき「夕暮れに想う」