鍋Toa55/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

幼児は何にでも興味津々。調理中に目を離したとたんに鍋やフライパンに近寄り触ろうとするなどよくあることで、キッチンでは特に注意が必要だ。先日は4歳女児が大量の熱湯をかぶり大怪我を負い、適切な手当が遅れたせいで最悪の結末を迎えてしまった。

■グツグツ煮えていた大鍋

米テキサスで暮らしていた女の子(4)が、台所の大きな鍋を見てその中身が気になったもよう。危機感もさほどない年齢だけにそれに手を伸ばしたとみられるが、タップリの熱湯が入った大鍋を4歳児がうまく扱えるわけがなかった。

このとき鍋が倒れ大量の熱湯が少女の体にかかり、少女は頭部、胸部、両腕はもちろんのこと、体のあちこちに大変な火傷を負ってしまった。

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■12時間も激痛に耐えた末に…

同少女の生い立ちについては伏せられているものの、この事故が起きたときには実親ではなく里親の「保護下」にあったもよう。少女が酷い火傷を負ったことに気付いたのは少女の世話をしていたとされる女(42)だが、女はすぐに救急車を呼ばず、少女の状態は徐々に悪化した。

事故からずいぶん時間が経過してから救急車を呼んだ女の言い分は「家庭で手当てをしていたから」。少女は事故発生から12時間も激痛に悶絶し、結局は命を落とす最悪な結果となった。

■放置を理由に起訴された女

この件で知らせを受けた警官隊も女の家に急行する大騒動に発展し、里親は少女を放置し危険に晒したとして逮捕・起訴された。

また検死の結果、少女の死因は火傷であると断定され、別の州で暮らしている少女の親戚は酷いショックを受け「神様、この悲しみをどうにかしてください」「この気持ちは言葉では言い表せない」とFacebookに書き綴っている。

■遺族の怒り

少女のオバにあたる人物は、里親であった女に激怒。「姪の世話を怠った」「苦しむ姪を病院に連れて行かなかったとは…」ともネットに書き込み、里親に法の裁きが下ることを願っていることも明かした。

好奇心旺盛な幼児からは目を離さないこと、そして使用中の鍋やフライパンの近くには決して行かせてはいけないことを多くの親たちが改めて痛感。また少女をすぐに病院に搬送しなかった怠慢で残酷な女に対する批判の声も多くあがっている。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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