優先出資証券の信金中央金庫が、2019年9月末時点の優先出資者を対象に贈呈する優待品の内容について、2019年8月8日に発表した。

 信金中央金庫の優待制度は、毎年「1口以上~3口未満の優先出資者にオリジナルグッズを贈呈。3口以上~10口未満の優先出資者に3000円相当のグルメカタログを贈呈。10口以上の優先出資者に6000円相当のグルメカタログを贈呈」という内容になっている。

 2019年9月期の優待内容も従来と変わりはないが、1口以上3口未満の優先出資者に贈呈されているオリジナルグッズが、前年の「波佐見焼 小皿5枚組」から「江戸硝子 富士山グラス」に変更されることが、今回発表された。

 この優待内容は、2019年9月30日時点の優先出資者名簿に記載または記録された優先出資者に適用される。

信金中央金庫の優待制度の詳細と利回りは?

◆2019年9月期の信金中央金庫の株主優待制度の詳細
基準日 保有口数 優待内容
9月末 1口以上 オリジナルグッズ(江戸硝子 富士山グラス)
3口以上 グルメカタログ3000円相当
10口以上 グルメカタログ6000円相当

 信金中央金庫の2019年8月16日時点の株価(終値)は23万7700円なので、優待利回りを計算すると、以下のようになる(※オリジナルグッズの価格は未発表で、優待利回りの算出は不可能なため、グルメカタログをもらう場合の利回りを計算)。

(3口保有の場合)
投資金額:3口×23万7700円=71万3100円
優待品合計:3000円相当
優待利回り=3000円÷71万3100円×100=0.42%

(10口保有の場合)
投資金額:10口×23万7700円=237万7000円
優待品合計:6000円相当
株主優待利回り=6000円÷237万7000円×100=0.25%

 信金中央金庫の優待内容は、オリジナルグッズやカタログギフト。例年、オリジナルグッズは食器類になる場合が多い。今回の「江戸硝子 富士山グラス」は、江戸時代から続く伝統工芸品・江戸硝子の窯元で作られたもの。利回りは算出できないが、食器や酒器に興味がある人は注目してみても良さそうだ。

 信金中央金庫は全国の信用金庫の出資で設立された信用金庫セントラバンク。2019年7月27日に発表された、2020年3月期の第1四半期の連結経営成績(累計)は、すべて前年同期比で、経常収益は17.0%減、経常利益は8.8%増、四半期純利益は9.0%増。2020年3月期の連結業績予想は、すべて前期比で経常利益が13.3%減、当期純利益は10.6%減となっている。


【※2019年8月の株主優待の情報はこちら!】
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■信金中央金庫
業種 コード 市場 権利確定月
その他金融 8421 東証1部 9月末
株価(終値) 必要株数 最低投資金額 配当利回り
23万7700円 1口 23万7700円
※株価などのデータは2019年8月16日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。
信金中央金庫の2019年9月末の優待内容。