浅川梨奈が主演を務める映画「黒い乙女A」が8月16日から公開となり、17日に都内で行われた公開記念舞台あいさつに浅川、北香那、三津谷葉子、佐藤佐吉監督が登壇した。

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麻雀放浪記2020」の脚本を担当した佐藤監督が手掛けた新感覚オリジナルホラー「黒い乙女Q」の解答編にあたる本作。

公開を迎えたことに、浅川は「『黒い乙女Q』を見てくださった方の感想が『なんぞや?』というのが多くて、Qだけだと謎がすごく多かったので、皆さまもいろいろな考察をしながらも、難しかったんじゃないかなって。Aが公開されて、解答編で全貌が明らかになったということで、いろいろ張られていた伏線などが、ちょっとスッキリしたり、『あ、こういうことだったんだ』って思っていただけたんじゃないかなって思っております。個人的にもAの恐怖感がQに比べてパワーアップしているので、そこも見どころの一つだと思っております」とアピールした。

今回は佐藤監督のオリジナル作品だったが、浅川は「リアリティーがあるようでないところと言いますか、隕石だったり、10億円を溜め込んでいるとか、普通に考えたら『どういうことだ?』っていうことも、佐吉監督の世界観だとすごくリアルに感じることができて、演じていても違和感はなかった。難しい世界観だと思いますが、身近に感じることができました」とその魅力を語った。

■ 「映画のすごいところ」

しかし、トークが盛り上がってくると、佐藤監督が終盤のあるシーンについて「台本になかった」と明かし、「美術さんが『人形を持ってきました』と言って、それを出せってことかなと思って、じゃあ出そうかなと思って(出した)。最後に謎の終わり方にしてしまった。ぶっちゃければ意味がないんですけど」と衝撃の告白。

北が「意図があるのかと思っていた」と漏らすなど、出演者たちが困惑する中、佐藤監督は「撮りながら意味あるかなって思いながらやりましたよ。これなんだろう?って思いながら」と止まらず、浅川が「監督が分からなかったら、私たちは誰も分からない」と思わずツッコミを入れた。

佐藤監督は「(しゃべっちゃったから)もう言い逃れができないですよね」と言いながらも、「でも、(ホラーだから)怖ければいいじゃないですか。見ていただいた皆さんの中に、(あのシーンを)意味がないと思った人はいないと思います。これが映画のすごいところ」と言い切ったが、浅川は「うまくまとめないでください」と苦笑いだった。(ザテレビジョン

映画「黒い乙女A」公開記念舞台あいさつに登壇した主演の浅川梨奈(写真中央)と、共演の三津谷葉子(同左)、北香那