財布(sunabesyou/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

手持ちのお金がなければ、「節約する」しかないと考える人が大半だろう。しかし、中には「借りる」選択をする人もいるのだ。

■ほとんどの人はお金がなければ買わない

しらべぇ編集部では全国10〜60代の男女1,721名を対象に、「買い物について」の調査を実施。

お金がなくても欲しいものがあれば借りてでも買うグラフ

「お金がなくても欲しいものがあれば借りてでも買う」と答えた人は、全体で8.9%と少数である。

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■付き合いと趣味が重なり

性年代別では、20代男性が一番多くなっている。

お金がなくても欲しいものがあれば借りてでも買う性年代別グラフ

付き合いや趣味で、なにかとお金がいるようだ。

「なにかと付き合いで使いすぎてしまった月に限って、趣味にもお金をかけることが増える。そんなときにはクレジットカードのリボ払いとかを利用して、なんとか乗り切っている。

乗り切っているといえるかわからないけれど、まだまだ収入も少ないから」(20代・男性)

■女性は年を重ねるほど理解ができず

女性は年代が上がるほど、割合が減っている。財布の紐を妻に任せるところもまだまだ多く、知らない間に借金する人を嫌いに思うのも無理はないだろう。

「お金がないのに借りてまで買い物するような人とは、価値観がまったく合わない。収入の範囲内でお金が使えない人は、他の部分でもかなりだらしないイメージもあるし。そんな人なら、たとえケチと言われようと、節約している人のほうがまだまし」(30代・女性)

■「家や車も同じでは」の意見も

住宅ローンや自動車ローンも、同じではないかとの意見もある。

「家や車をローンで買うのだって、『お金がなくても欲しい』の究極だと思うんだけどな。あまりにも定着しているから、他のものとは分けられているだけ」(40代・男性)

一番危険なのは、細かい借金の積み重ねだとの意見も。

「家や車のように、必要なものとしてローンを組むのは問題がない。怖いのは『今月足りないから、ちょっと借りておこう』みたいなことの積み重ねだと思う。

住宅ローンのように『返さないと』という気持ちもないまま、どんどんと膨らんで大変なことになってしまいそう」(30代・女性)

できることならば、あまりお金を借りずに暮らしていきたいものである。

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(文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2019年5月17日~2019年5月22日
対象:全国10代~60代の男女1,721名(有効回答数)

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