自称"潔癖症"にイライラさせられた人達

「電車の吊り革に掴まれない」「エレベーターのスイッチが押せない」など、潔癖症は当人からすれば深刻だ。しかし、普段はそんなでもないのに、都合のいいときだけ潔癖症になる人も中にはおり、辟易させられている人は少なくない。

8月9日ガールズちゃんねる「自称潔癖症が嫌い」というトピックを立て、職場にいる自称潔癖症の同僚への違和感や不快感を綴るトピ主。その同僚のカバンの中は全く整理整頓されておらず、人が食べかけの料理でも「一口ちょうだい」と言ってくるので潔癖ではなさそうだが「『潔癖症だから無理~!』と言って人をバイ菌扱い」するのだという。(文:石川祐介)

「自称潔癖症って自分が潔癖であることに誇りを持っている」?

これに対し、潔癖症を理由に面倒事を押し付けてくる自称潔癖症にイライラしているというコメントが散見された。

「虫とか汚いもの処理する時に『私潔癖だから~』とか言う人。そんなもん誰でも嫌だろ」
「潔癖なのは良いけど、それを理由にこっちにやらせようとしないでほしい。別に私も汚いの好きじゃないし」

また、「自称潔癖症って自分が潔癖であることに誇りを持っているよね。なぜかマウンティングしてくる」という声も。自称潔癖症の中には謎の特権意識を持っている人もいるらしく、あまり関わり合いたくないと考えている人は少なくなさそうだ。

テレビ番組の影響が自称潔癖症を増加させた?

「『人が握ったオニギリは無理』って、テレビで言わなきゃそこまで気にされなかったと思うんだけど」

テレビ番組で有名人が潔癖エピソードを気軽に話すようになったことが、自称潔癖症が増えた要因かもしれない。もちろん、有名人が発信することで「こういうことを汚いって思う人がいるんだ」と周知するというプラスの側面もある。

ただ、自分を潔癖症だと思い込む人を無闇に増やしてしまっている側面もありそうだ。潔癖症は行き過ぎると、当人にとってもストレスになる。強迫性障害のような病気に発展する危険性もある。ちょっと綺麗好きなだけで「自分は潔癖症なんだ」と思い込むのはあまりよくなさそうだ。