介護教員をしている軍司 大輔(@s1_gunji)さんが、認知症のおじいさんにまつわるエピソードをTwitterに投稿。
多くの人々から「最高」「素晴らしい!」といった声が上がっています。
元ロックギタリストのおじいさん
元ロックギタリストのおじいさん。認知症のため、日帰りで介護サービスを受けられるデイサービスを利用していたものの、「施設に行きたくない」と否定的な反応を示します。
その反応を見た投稿者さんが、試しに、おじいさんを施設ではなくスタジオに連れて行くと…。
なんとおじいさんは、そこにあったギターを手に取り、ハードロックバンド『ディープ・パープル』の楽曲『ハイウェイ・スター』を、華麗に弾いたのです!
「認知症で家族がもう何もできないと思い込んでた70代のじーちゃん」が元ロックギタリストで。デイに行きたくないっていうから「スタジオ」に行ったら「Deep Purpleのハイウェイスター」を一曲バキバキに弾ききった最高にクールな現場からは以上です。
— 軍司 大輔 (@s1_gunji) 2019年8月15日
その場に居合わせた投稿者さんは「最高にクールな現場だった」と語っています。
ちなみに、おじいさんは所持していた20本のギターを認知症によって処分されていましたが、今回の件で感激した妻によって、また新しいギターを買ってもらえることになったのだとか。
ちなみに認知症を理由に所持してたギター20本を処分されてしまった和製リッチー。今回の件で奥様が感激してまた新しいギターを買ってもらえることに。ケアプランの長期目標「あのハコで定期的に演る」にしてもらおう。
— 軍司 大輔 (@s1_gunji) 2019年8月16日
一連の出来事に対し、ネット上ではさまざまなコメントが寄せられています。
・認知症の人にとって、一番輝いていた時期に戻れる瞬間は、幸せなのかもしれないな。
・介護職の者です。実際に、ほかのことを忘れても、ピアノの演奏や裁縫などを難なくこなす認知症の人はいます。
若かりしころにロックを愛し、ギターを弾きならしていたおじいさんにとって、スタジオで過ごす時間は懐かしく、いきいきとした気分をよみがえらせるものだったのでしょう。
介護において、本人の意思を尊重し、望みを理解しようとする姿勢を持つことの大切さに気付かされます。
[文・構成/grape編集部]
- 出典
- @s1_gunji
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