トッテナムは17日、敵地エティハド・スタジアムで行われたプレミアリーグ第2節でマンチェスター・シティと対戦し、2-2のスコアで引き分けた。同試合後、トッテナムのGKウーゴロリスが試合結果を大きく左右したビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の判定に関して言及した。海外版『goal.com』が伝えている。

終始、ホームのシティのペースで進んだ一戦は、トッテナムが粘り強い守備と効率の良い攻めで2度のチャンスを生かして2-2のスコアで試合最終盤を迎えた。そして、後半アディショナルタイムにはこの一戦を大きく左右する重要な判定が下された。

シティの右CKの場面でゴール前の混戦からファーにボールがこぼれると、これを途中出場のFWガブリエウ・ジェズスが冷静なシュートで決め切り、土壇場でシティに勝ち越しゴールが生まれたかに思われた。

だが、今季から導入されたVAR、ハンドに関する新ルールによって直前のDFアイメリック・ラポルテの腕に当たったプレーがハンドと判断され、昨季チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグの同カードを再現するかのような判定の覆りによって、またしてもシティは勝利を逃すことになった。

同試合後、再びVAR判定に救われる形となったトッテナムの守護神は、イギリススカイ・スポーツ』で当該場面を振り返ると共に、「シティにとって不運」と同情の姿勢を見せた。

「正直なところ、あれは(シティの)ゴールだったと思う」

「シティにとっては不運だったと思う。誰もがあの場面に関して異なる解釈を持っていると思う。もちろん、僕たちとしては今回の判定に満足しているけどね」

「あの場面をスタジアムのスクリーンで確認したとき、そこには僕たちにとって幸運なハンド、シティにとって不運なハンドの瞬間が映っていたと思う。ただ、まだまだこの先多くのゲームが待っている。とりあえず、この瞬間を楽しむだけさ」

また、途中投入からわずか19秒で貴重な同点ゴールを決めたFWルーカス・モウラも、今回のVAR判定が自分たちにとって幸運なものだったことを認めている。

「それ(シティの決勝ゴールが取り消しになった場面)は本当にクレイジーだったね。本当にあの場面は最後の最後だったから、ゴールが決まった時点で『終わった』という感じだったよ」

「あの場面はVARでしか確認しようがないものだと思う。僕たちとしてはそれに感謝しているよ」

「個人的にチームはすごく良いプレーができたと思っている。それに今日は自分たちにとって良い結果だったと思うよ。ここでプレーすることが、いかに難しいかをよく知っているからね。とにかく、今日のような精神で今後もプレーしていきたいと思う」

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