「悪い、終電なくなっちゃった……。泊まりに行ってもいい?」
男友達と遊んでいるとき、相手から「泊まりに行ってもいい?」とお願いされた経験はあるでしょうか。
もしも皆様がその男性との関係を発展させたいのであれば、迷うことはありません。
するかしないかはともかく、彼を自宅に招いて一緒に夜を明かせばいいでしょう。
問題なのは彼との関係を発展させるつもりがない場合。
純粋に男友達として会っている相手や、関係をゆっくりと進めたい相手の場合は、彼からのお願いにどう答えればいいか判断に迷うことでしょう。
相手のお願いを無下に断るのも苦手だし、そもそも「何かあるかも!?」と思っているのは自分だけかもしれない……。
今回はそんな「男友達が泊まりに来ようとした場面」でどのように対応すればいいのかを解説させていただきます。
■「泊まってもいい?」と聞く男友達の心理
まずはこんなシチュエーションを想像してみてくださいませ。
男性が女友達だと思っている女性と飲みに行って、自分だけ終電を逃してしまったとしまった。もう自分の家に帰ることはできないけれど、女友達の家なら近い。
そんな状況だったとして、男性がその女友達の家に転がり込むかといえば、これは99%あり得ません。
◇本当に「女友達」なら男性側に泊まるメリットはない
その理由は極めて簡単。
相手とセックスする気がまったくないのであれば、女友達の家に転がり込むなんて面倒なことをするメリットがあまりにもないのです。
「泊まりに行ってもいい?」というひと言でその女友達との関係がギクシャクしてしまうかも知れません。さらに「あいつは女の家に来る危ない奴だ」なんていういらぬ噂を流されてしまうかもしれない。
また男性が「女友達」としか思っていなかったとしても、相手が男性のことを「男友達」と思っているという保証はありません。ですので、「泊まりに行ってもいい?」と行って期待させてしまい、いらぬ失望感を与えてしまうこともあるでしょう。
そのためまともな男性は女友達としか思っていない女性の家に泊まりに行こうとなどしません。どうしても翌日に予定があって寝なければならないのであれば、ホテルや漫喫に行くなり、タクシーで帰るなり、別の選択を取るはずです。
◇彼が狙っているのは「ワンチャン」
つまり男友達が「泊まってもいい?」と言った時点で、多かれ少なかれ「ワンチャン」を期待していると考えても問題はありません。
もちろん強引に話を進めようとする強硬派は稀で、多くの男性は「あったらいいな」くらいの穏健派で御座いますが、それでもワンチャンを狙っているのは間違いないでしょう。
ですので、もしも相手の男性とのワンチャンをまったく望まないのであれば、家に泊めるのは避けたほうが無難です。
■泊まりを提案する男友達の断り方
「断る」といっても、その断り方に悩む女性は多いでしょう。
特に終電で帰れなくなった男友達を前にして「そこらへんで朝まで過ごしたら?」なんて言うのは気の毒に感じてしまうもの。
そんな状況で穏便に断るとしたら、どのように伝えればいいでしょうか?
◇「今、親が来てるから」の常套句
まず相手の男性がこちらの事情をさほど知らないのであれば「今、親が来てるから」(もしくは「実家暮らしだから」)と言って断るといいでしょう。
さすがに親のいる家に上がり込もうとする男性はそうそうおりません。特にワンチャン狙いの男性は間違いなく引き下がることでしょう。
これは親以外でも問題ありません。
「姉が来ている」「親が来ている」「兄が来ている」「女友達が来ている」
誰でもいいのですが「〇〇が来ているから」という理由で断れば、角も立ちませんしほとんどの男性は引き下がります。
「なんで来ているの?」と聞かれたら「明日の早朝に、〇〇(家の近く)で予定があるらしく泊まりに来た」とでも言っておけばいいでしょう。それでも引き下がらない男性がいたら、その相手は何かしらヤバい男なので今後の付き合い方を考えたほうがよいと思います。
◇男性は置き去りにしたってなんとかなる
どうかご安心くださいませ。
男性は女性と違って、深夜の繁華街に置き去りにしてもなんとかなる生き物です。皆様が泊めるのを拒んでも、その10分後には漫喫でガーガーいびきをかいているもので御座います。
ちなみに私の働くホテルをはじめ、最近のラブホテルの多くは男性ひとりでの利用が可能で御座いますので、もしもどうしても朝までベッドで寝たい男性がいらっしゃいましたら、是非ともラブホテルを提案くださいませ。
おひとりの方向けの割引プランもご用意させていただいております。
誰も得をしないことをしない
2人きりで家にあげてもらったら、男性は多かれ少なかれ「これはアリなのでは?」と思う生き物で御座います。
もちろん「家にあげる」ということは「性行為に同意した」ということにはなりませんが、だからといって無闇に男友達を家にあげたり、男友達の家に泊まりに行ったりするのがいいことだと私は思いません。
これは善悪の問題ではなく損得の問題です。
相手の男性が同意も取らずに襲ってきたとしたら、女性が被害者で男性が加害者になることもあるでしょう。この場合、間違いなく男性側が悪であり、女性が正義となるのですが、そうなったところでどちらもなんにも得をしません。
男性は逮捕され、女性は傷つく。どっちも得をしないのです。
こういうことを書くと、必ず「なぜ被害者が注意を払わなければいけないのか?」という意見が上がってきますが、そんな意見に対して、私はリンカーンの言葉を借りて回答しております。
細道で犬に出会ったら、
権利を主張して咬みつかれるよりも、
犬に道を譲った方が賢明だ。
たとえ犬を殺したとて、
咬まれた傷は治らない。
善悪の問題ではなく、損をするからやめておけと私はお伝えしたいのです。
(ラブホの上野さん)
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