もくじ
ー フォーミュラU-17&Senior第3戦
ー 練習とおなじくらい嬉しかったこと
フォーミュラU-17&Senior第3戦
結果は、優勝!
レース前は体調もよく、マシントラブルもなく、当日を迎えることができました。
優勝できたといっても、ヒヤヒヤの連続で……。
今回は天気が良すぎたんですよね~。路面の温度が60℃近くまで上がってしまったせいで、タイヤがずるずる滑り、コントロールが難しくなってしまったんですよ~。
暑い日のレースって、タイヤの一番いい状態がほんの一瞬しか味わえなくて難しいんです。見た目では乾いていて、条件としては悪くないって思いますよね? でもホントはタイヤのゴムがとけてしまって、すご~く走りにくい。
それに、走り始めてすぐピークが来てしまうので、お父さんから
「3~5周めまでには、ベストタイムを出さなきゃいけないよ」って言われて。
えーーーー!! そんなこといわれても~。
予選が始まった朝の8時25分くらいから、気温はすごく上がっていたし、タイヤは1セットしかないし……。練習走行もなしで、3周目からベストに持っていかなきゃならない。これはかなりのプレッシャー……。
おまけに今回は、U17レースの直前がミッション付きカートのレースだったんです。
ミッション付きカートってオイルが出るので、その直後ってなると路面状況が悪くなってしまうんですよ。オイルが出ているうえに、路温が60℃近くになってくると、もう路面はニュルニュルの状態。
路面の温度が低いと10周めくらいからは安定してくるので、失敗してもやり直しがきくんですが、今回のように早い段階でいいタイムを出していくっていうのは、あんまり経験がなくて。
他の選手にとっても条件は同じで、その日は全部のカテゴリーでタイムが落ちていて、2秒落ちとか3秒落ちで走ってるカテゴリーもありました。
わたし自身、連続でクリアラップをとることが難しかったけれど、滑りながらもしっかりコントロールして、タイムも26秒台前半をマークできたので、けっこう頑張ったほうかな。
練習とおなじくらい嬉しかったこと
今回のレースを振り返ってみると、優勝という結果もうれしかったんですが、それよりも海外での練習の成果がでていると感じられたことが一番うれしかったです!
特にアメリカでは、いつも「出たとこ勝負」みたいな感じ。
短い時間でタイム出すということを周りのひともやっているし、そのなかで細かい部分を改善していったり、ベストを尽くすっていうことが、実際のレースでも役立ってきているのかなって思います。
特に今回は、滑りやすい路面でわたしなりにコントロール能力が身についてきたかなと感じる瞬間があって。
海外サーキットの路面って、マシンが跳ね上がりやすく滑りやすいし、タイヤ自体のグリップも違うんですね。路面の感じでいうと日本のサーキットのほうが走りやすいかな。
なので、どう攻めていくか、というところが違ってくるんです。
今回は、スタートでの失敗もなく順調に走り出せたけれど、その後、レース中のペースは予選よりも路面の温度があがっていたので、タイヤのピークはすっかり過ぎてしまっていたんです。だから、レースラップは予選よりたいぶ落ちてしまい、かなり難しいレースになりました。
それでも最後までプッシュしていって、チェッカーを受ける前の周回でベストタイムを出すことができたし、ミスして飛び出したりすることもなかったので、わたしは満足!
優勝だけを狙えば、ベストの1秒落ちでも大丈夫っていう状況ではあったけれど、しっかり練習の成果を出し切りたい、というのが目標だったので、それを実現できたのはとっても良かったかな。
今シーズンのレースもあと1試合。
11月のレースもがんばります。
応援よろしくお願いします!
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