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ペットがおもちゃなどの誤飲で動物病院へ運ばれるというケースはよくあるが、このほどタイからゴム製のアヒルを大量に飲み込み緊急手術をする羽目となったブルドッグの話題が届いた。ブルドッグは手術後、何事もなかったかのようにケロッとした顔で飼い主と一緒に自宅に戻ったようだ。『The Sun』『Bangkok Jack』などが伝えている。

タイのパタヤに暮らすノング・アオムさん(Nong Aom)は、“デビル”という名の2歳の雄のアメリカン・ブルドッグを飼っている。ところが今月14日のこと、いつもと違い具合が悪そうなデビルの様子に気付いた。

そのうちデビルは嘔吐してしまったのだが、ノングさんはその嘔吐物を目にして驚いてしまった。黄色のゴム製のアヒル、ラバー・ダックが1個混じっていたのだ。デビルの嘔吐は止むことがなく、さらに5個のラバー・ダックを吐いた。

ノングさんにはこのラバー・ダックに見覚えがあった。前日にプールに飾るため50個入りのラバー・ダックを購入していたが、そのラバー・ダックを確認すると数個しかなく、どこを探しても見当たらなかったのだ。

ここでノングさんはデビルがラバー・ダックをほとんど飲み込んでしまったことを悟り、すぐさま動物病院へと連れて行った。X線検査の結果、デビルの胃の中には無数のラバー・ダックがあることがムイ獣医(Vet, Muy)によって確認された。

すぐに緊急手術をすることとなり、1時間かけてデビルの胃から32個のラバー・ダックと他にもゴムボール2個、未消化の牛皮のスナックが取り出された。誤飲の治療には慣れているはずのムイ獣医も、今回のデビルのラバー・ダックには驚いたようで次のように話している。

「以前も他の犬のお腹からゴムのおもちゃを摘出したことがあります。しかし今回のような大量のおもちゃは初めてです。本当に驚きました。ゴム製のアヒルやその他の小さなおもちゃはペットにとって大変危険です。犬はおもちゃが食べてはならないものだと知る由もないので、飼い主は常に気を配る必要があります。」

手術の後、麻酔から覚めたデビルは少し眠そうだったものの何事もなかったかのような表情でノングさんと一緒に自宅に戻り、元気を取り戻したという。

画像は『Viral Press 2019年8月15日公開 YouTube「Pet Bulldog Swallows 32 Rubber Ducks」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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