オウンドメディアビジネスブログなど、商品・サービスに関する情報をコンテンツとして発信することが多い昨今。
記事作成を社内で行っている企業も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、自社でWebメディアの記事を作成する際に気をつけたいポイントをまとめてご紹介します。

少しコツを知っておくだけで、ユーザーにとってわかりやすい記事になるほか、書くときに迷いにくくすることができますよ!

目次

1.記事作成で気をつけるポイント

2.ライティングのコツ 【テクニック編】

3.ライティングのコツ 【内容編】

4.まとめ

1.記事作成で気をつけるポイント

ライティングの手法にはいくつかあり、パンフレットやチラシなどの紙媒体に適した書き方と、Web媒体に適した書き方には、若干違いがあります。
Webメディアの場合、SEO対策としてキーワードを入れることや、スマートフォンやPCなどの端末上で読むことを意識した文章構成を心がけなければなりません。

また現代では、ブログSNSなど、さまざまな媒体で個人がコンテンツを発信していますが、企業が運営するメディアが発信する記事は、それとは区別しなければなりません。
情報の正確性やオリジナリティを保ちつつ、読みやすい文章にすることで、読者のメディアに対する信頼性が高まります。

次の項目からは、ライティングをする際に具体的に気を付けたいポイントを「テクニック編」「内容編」の2つの切り口でご紹介します。

2.ライティングのコツ 【テクニック編】

文章のタイトルの前半に、対策キーワードを入れる

一般的に、Webメディアの記事のタイトルは、検索エンジンに「見出し」として認識されるhtmlタグで記載されます。
検索エンジンは、この「見出し」に記載された内容を、記事の中でもっとも伝えたい、要点をまとめた部分と認識するため、SEO対策をしたい(検索上位表示を狙いたい)キーワードタイトルに含めることが大切です。

また、記事のタイトルページタイトル(※1)を統一することも多いと思います。
titleタグに記載した内容は、検索結果一覧のなかで、もっとも大きな文字で表示されますが、検索サイトユーザーが閲覧するデバイスによって表示が省略される場合があります。
そのため、タイトルの前半部分にキーワードを入れた方が、よりユーザーの注意を引きやすくなります。

また、タイトル全体の文字数は、省略表示を踏まえて、28文字前後で書くことが有効とされています(※2)。

※1:htmlソース上の「titleタグ」といわれる部分に記載される文章。Webブラウザのタブに表示されます。
※2:検索サイトの仕様変更によって、変わる場合があります。

文章の構成を意識する

文章の構成として、よく知られている言葉に「起承転結」があります。
これは、随想や創作の物語によく使われる文章構成です。また論文など、論理的な文章では「序論・本論・結論」という三段構成がよく使われます。
しかし、いずれも結論が最後にくる「尾括型」の構成で、はじめから文章の総量が目に見える、紙媒体に向いた書き方です。

一方、Web媒体には「自分が求める情報でなければ、すぐにほかのサイトに移れる」「ページの上から下へ読む」「文章の総量(何ページあるか)がわかりにくい」などの特性があります。
そのため、Web媒体に書く文章は、最初に結論をいい、読者を引きつける「頭括型」の構成が向いています。

また、最初に結論を述べ、「まとめ」などの項目で最後にもう1度結論をまとめる「双括型」の構成も、Web媒体に適しています。

Web媒体に向いた文章構成の例(双括型)

【結論】 「これからの時代、マーケティングは重要です」

【理由】 「なぜなら、市場が成熟し、競争が激化しているからです」

【筆者の考えや事例など】 「たとえば最近では、〇〇〇〇が問題になっています」

【まとめ】 「ゆえに、マーケティングは重要です」

見出しをつけて、段落分けする

読者は、ひと目見て、何が書いてあるかわからない大量の文章を読もうとはしません。
そのため、文章が長くなる場合は、内容のまとまりごとに、いくつかの段落に分け、見出しをつけることも大切です。

見出しが他の文章より、太字や大きな文字で書いてあれば、読者は自分が求める情報にたどり着きやすくなり、記事を読んでもらえる可能性が高まります。

同じ語尾を繰り返さない

文章の語尾は、「です・ます」の敬体か、「だ・である」の常体のどちらかで統一します。

また、敬体で統一した文章のなかでも「~です」など、同じ語尾が連続すると、どうしても単調になってしまいます。
少し難しいテクニックですが、語尾がそろいすぎないようにすることが、リズムのある文章を作成するコツです。

改行を効果的に使う

Web媒体に掲載する文章は、紙媒体で掲載する文章より、改行を多めに使います。

Webメディアは、PCやスマートフォンなど、画面越しに読むものなので、文字がぎゅうぎゅうに詰まっていると、非常に読みにくくなります。
文章の意味の切れ目や強調したい部分などで、改行を効果的に使うと、ブラウザ上でもより読みやすいレイアウトになります。

ただし、ブラウザで表示される際の文章の折り返し位置は、閲覧環境によって異なります。
文末以外の文章の途中で改行を入れると、おかしな位置で文章が途切れた表示になってしまうため、避けてください。

表記を統一する(表記ゆれの対策)

同じ意味の言葉でも、送り仮名の使い方や、ひらがなカタカナ表記の違い、常用漢字旧字体の違いなど、日本語にはさまざまな表現があり、その表記を統一することが大切です。

理想は、メディア単位でルールを決め、メディア全体の文章の表記を統一するべきですが、複数の書き手がいる場合や、過去の記事が大量にあり、ルールの統一が難しい場合は、少なくともひとつの記事のなかで、表記のゆれがないように心がけましょう。

また、どの表記が正しいのか迷う場合、出版業界では、共同通信社が発行する「記者ハンドブック」をガイドラインにする場合もあります。
これは、新聞で使用する用字・用語をまとめたもので、各メディアでの独自ルールをまとめるのが難しい場合、「記者ハンドブックに合わせる」ことをルール化しているメディアもあります。

表記ゆれの代表的な例

漢字のひらく・とじる

文章のなかで、漢字表記をひらがなにすることを「ひらく」といいます。
これは、漢字表記が多い文章は、堅苦しく、読みづらい印象になることから、出版業界など、プロの書く文章では常に気をつけられていることです。

どこまで漢字をひらくかは、明確な正解はなく、メディアごとにルール化すればよいのですが、前述の「表記ゆれ」ように、ひとつの文章のなかで、ひらいている箇所・とじている箇所が混在しないように気をつけてください。

ひらく漢字の一例

頂きます → いただきます
出来ます → できます
下さい → ください
有難い → ありがたい
宜しく → よろしく
事 → こと
是非 → ぜひ

3.ライティングのコツ 【内容編】

情報の正確性に気を付ける

Webメディアは、紙媒体に比べ、情報発信の手軽さがありますが、情報の正確性に気をつけなければならないのは当然です。
他のメディアで発信していることを「正しい」と鵜呑みにせず、自身の責任で情報の真偽を判断することが重要です。

引用の仕方に気を付ける

コンテンツを作るにあたって、書籍や他のサイトなどの情報を参考にすることもあるかと思います。
サイトによっては引用禁止や、許可制にしているところもあるため、慎重に行ってください。

また、引用した文章などを掲載する際は、該当箇所が引用だとわかるように明記し、参照元や出典を明らかにするように気をつけましょう。

エムタメ!参考記事:これって、著作権侵害!?オウンドメディアでの引用NG例・OK例

例え話を入れる

業界や機械の仕組みなど、難しい事柄を解説する際には、例え話を入れることも有効です。
身近な話題に転換することで、知識やノウハウを求めている読者にとって、わかりやすい表現となります。

メリット・デメリットを入れる

インターネットで調べて記事にたどり着いた読者は、自身のなんらかの決断の参考に「ネットで情報を仕入れておきたい」と考えている状況が想像できます。
そのため、「メリットデメリット」を端的にまとめた内容は、ユーザーにとってわかりやすく、目にとまりやすい内容となります。

概念図を挿入する

文章だけで伝わりにくい内容は、図解すると親切です。
難しい事柄をわかりやすく図解できれば、その記事はその情報を求めているユーザー層にとって、良質な記事として認識され、そのテーマで検索上位に表示される可能性も高まります。
作図はひと手間かかる工程のため、他のメディアとの差別化ポイントとしても有効です。

また近年では、Googleが画像検索の機能改善に力を入れています。今後は、SEO対策の観点でも、画像検索からの流入が見逃せない要素となっています。

「まとめ」に、最終的にユーザーがどんなアクションを取るべきなのかを書く

ニュースのまとめや問題提起だけでなく、最終的にユーザーがどうするべきなのかの「解決策」を、最後にわかりやすくまとめると親切です。
文章全部を読みたくないユーザーも、「まとめ」だけ読んで、全部読むかどうかを判断したり、時間がないときに結論だけ読んだりすることができます。

4.まとめ

記事作成には、さまざまな気をつけるべきポイントがありますが、ひとつひとつは簡単なものばかりです。

誤用をしないこと、読者にとってわかりやすくまとめること、権利を侵害しないことなど、重要なポイントを押さえたうえで、筆者自身も楽しみながら執筆できるといいですね!