8月17日(土)、千葉マリンスタジアムにて『SUMMER SONIC 2019』の東京公演2日目が行われた。

Photo by 勝永裕介

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MARINE STAGEトップバッターは、東京スカパラダイスオーケストラ。定刻の午前11時オープニングSEが流れ出すと観客の大歓声と手拍子に導かれるように、どんな季節や天候だろうと自らのスタイルを崩すことなく、揃いのスーツでビシッとキメる9人の男たちがステージに登場した。

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谷中敦(B.Sax)が「WE ARE TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA!盛り上がる準備はいいか、サマソニ!戦うように楽しんでくれよ!」とシャウトすると、日本のロックフェスのアンセムとも言える「DOWN BEAT STOMP」がオープニングナンバーとして披露される。初っ端からスカパラメンバーと観客が一体となって、スタジアム全体でモンキーダンスを繰り広げたり、拳を振り上げたりと、熱気を帯びていく。

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大森はじめ(Per)の「スキャラバン!」の掛け声を合図に披露された2曲目の「スキャラバン」では、さらに激しくモンキーダンスが繰り広げられていく。NARGO(Tp)、沖祐市(Key)、加藤隆志(G)によるソロまわしで場内をさらに盛り上げていく。

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MCでは谷中敦(B.sax)が「サマーソニック20周年おめでとう!」とお祝いの言葉を述べるとともに、「スカパラは30周年です。30年間いろいろなことがありましたが、光を集めるように進んできました」と観客に伝えたあと、「Glorious」を披露。サビではステージ上でタオルを振る谷中に合わせて、会場の観客も一斉にタオルを振る一幕も。

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Paradise Has No Border」のイントロが流れると場内からは一際に大歓声があがる。もともとはアルコール飲料のCMソングとしてお茶の間に広がったこのインストナンバーは、小学校中学校・高校の多くの吹奏楽部で演奏されたり、高校野球応援ソングとして甲子園でも演奏されるなど、数多くの人たちに浸透した。

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GAMO(T.sax)が「この会場でいちばん盛り上がっているのはどこだ?」と煽ると、会場中から大歓声があがるなか、GAMOが盛り上がっている方を指さし「こっちへ行くぞ!」とNARGO(Tp)、北原雅彦(Tb)、谷中のホーンセクションと川上つよし(B)、加藤隆志(G)を引き連れ、上手側の花道へ移動してフォーメーションを組んでサビのメロディーを奏で、上手側から大喝采を受ける。次にGAMOが「そっちはどうだ?」と下手側を煽ると、こちらからも大歓声があがっていた。同様に、GAMOがメンバーを引き連れ下手側の花道へ移動し、再びサビのメロディーを奏でてさらに盛り上げていく。

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「最高の盛り上がりをサンキュー、サンキュー、サンキュー!」と茂木欣一(Dr)が観客に感謝の言葉を投げかけ、MARINE STAGEへの出演は2003年以来16年振りであることを伝えたあと、「この喜びを歌に託したいと思います。遥か彼方まで届けたいよね」と自身がボーカルを務める「銀河と迷路」を披露。熱気に包まれていたステージに、茂木のボーカル爽やかな風を運んでくるようだ。続く「遊戯みたいにGO」で、観客の体をさらに揺らしていく。

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そして、いよいよ桜井和寿が登場だ。スカパラが、桜井をゲストボーカルに迎えて「リボン feat.桜井和寿(Mr.Children)」をリリースしたのは、8月7日。同日には、サマソニMARINE STAGEでMCも担当しているサッシャがナビゲーターをつとめるJ-WAVESTEP ONE』に谷中と茂木が生出演した。その際、サマソニを開催するクリエイティブマン・清水直樹社長と盛り上がり、「スカパラステージに桜井さん出てくれないかな?」との希望的発言が飛び出していた。しかし、この時点では桜井の出演はまったく決まっていなかった。「スカパラ桜井和寿サマソニでの共演が急遽決定!」というニュースに多数の音楽ファンたちが心を躍らせたのは、実に前日16日のこと。

 


谷中が「紹介します。スペシャルゲスト桜井和寿!」と呼び込むと、上手から桜井和寿が颯爽とステージに登場する。会場中からこの日いちばんの大歓声が沸き上がる。もちろん披露された曲は「リボン feat.桜井和寿(Mr.Children)」だ。桜井和寿素晴らしい歌声を響かせながら同時に観客のことも煽っていく。日本最高峰のボーカリストの歌声とパフォーマンスに、スカパラメンバー全員はずっと笑顔で演奏。桜井は下手側の花道へ行ったり、上手側の花道へ行ったりとステージ全体を使ってスタジアム中に歌声を届けていく。最後は桜井がジャンプで曲を締め、ステージ上では谷中と抱き合うシーンも。桜井は「楽しんでって!スカパラ最高!」と叫んでステージを後にした。初披露された「リボン feat.桜井和寿(Mr.Children)」は、実はレコーディング以来、一度もともにパフォーマンスすることがなかったという。この日のライブリハーサルなし、まさに音楽家としての力量が試される一発勝負の場だったのだ。

谷中敦の自撮りより

谷中敦の自撮りより

スカパラ最後の曲です。最後まで楽しんでってね!」と加藤隆志(G)が観客に声をかけると同時に、ラストナンバーの「ペドラーズ」へ。朝イチからこんなに盛り上がって最後まで体力がもつのか、というくらい観客も踊りまくっている。演奏終了後には、谷中が「最高の景色をありがとう」と観客に感謝の思いを伝え、スカパラステージ上でのある種の恒例行事となっている、谷中のセルフィー撮りが行われることに。「桜井くん!」と再び桜井をステージ上に呼び込み、数万人の観客をバックに、スカパラメンバーと桜井は最高の笑顔で記念写真を撮影した。

10人の男たちがステージを去ったあと、MCのサッシャは「サマソニ20年の歴史のなかで、最強のオープニングだったのではないでしょうか!」と言っていたが、まさにその通りの熱狂が生み出されていた。

リボン feat.桜井和寿(Mr.Children)」の歌詞の一節に「しあわせよ、こんにちは。そばにいて」というフレーズがあるが、ステージ裏で谷中が最後に言ったひと言がこの日のライブを物語っていた。「しあわせが、こんにちはしたな!」と。

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