―[[全身1万円]でクールビズ]―

◆服装に気を配るのは“オシャレ”ではなく“礼儀”と気づくべし!

 ビジネスアピアランス=ビジネスをするうえでの“見た目”の改善を行う木暮桂子氏によると、いまだに多くの男性に「『見た目を気にするなんて男らしくない』という昭和的な考えが残っている」という。

 イケてないクールビズ姿のビジネスマンたちもそのクチかもしれないが、そんな考えは変えるべきだと木暮氏は指摘する。

「人は服装や振る舞いといった見た目だけから、経済水準、教育水準、信頼性、品性などあらゆるものを一瞬で無意識のうちに感じ取ります。そして、見た目という非言語から感じることと、話す内容という言語から感じることが違うと違和感を抱き、直感的にキャッチした非言語のほうを正しいと思う傾向にある。

 これは例えば、いくら聡明ないいプレゼンをしても、清潔感のない服装で最初に嫌悪感を抱かれていたら、そのプレゼンの説得力がなくなるということ。もったいないですよね」

 確かに、いくら“中身で勝負”と思っても、前段階でつまずき中身を公平に判断してもらえなければ勝負にならない。見た目の大切さを軽んじる人はビジネスで大きく損をしている可能性があるのだ。

「そもそも、服装に気を配ることは“オシャレ”ではなく“礼儀”。もし、デートに相手の女性がジャージでやってきたら、『俺のこと好きじゃないのか』とガッカリしますよね。

 仕事も一緒で、だらしない服装をしていると相手を失望させたり、軽く扱われてしまったりする。このことに気づき、服装は“見せる”ではなく“見られる”ものだと認識すれば、誰しも改善に取り組むようになるのでは」

クールビズは服装改善のチャンス

 服装は想像以上に他人に見られている。木暮氏のもとで改善したクライアントの多くは、周囲の対応の変化にまず驚くそうだ。

「効果を身をもって感じると、改善が楽しくなります。いきなりの改善に恥ずかしさがあるなら、服装の傾向そのものが変わるクールビズは絶好のチャンスですよ」

「なんかオシャレになった?」「クールビズにしただけだよ」で済むこの時季に生まれ変われ!

【木暮桂子氏】ビジネスアピアランスコンサルタント
ディグニータ代表。言葉に頼らないコミュニケーション、見た目で伝えるスキルを身につけるコンサルティングや企業研修を数多く実施している。著書に『ビジネスという勝負の場は一瞬、しかも服で決まる』(ダイヤモンド社)

<取材・文/持丸千乃 撮影/林鉱輝・山川修一(本誌) モデル/高橋ケイスケ>
―[[全身1万円]でクールビズ]―


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