夏の甲子園は準々決勝が行われ、ベスト4が決まった8月18日。東京・神宮球場などで「小学生の甲子園」が開幕した。

正式名「高円宮賜杯第39回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント」。東北楽天ゴールデンイーグルス則本昂大や、ニューヨーク・ヤンキース 田中将大などを輩出した歴史ある大会だ。

ことしは全国約1万2000チームがエントリー。地区予選を勝ち抜いた代表51チームが出場し、その頂点をめざして戦いが繰り広げられる。

初日の8月18日神宮球場で行われた開会式には、高円宮妃久子さまをはじめ、東京都オリンピックパラリンピック準備局 中澤基行 理事、日本マクドナルド 日色保 CEO らが登壇。

全日本軟式野球連盟 名誉総裁を務める高円宮妃久子さまは「夏休みの楽しい思い出を作ってください」と。また、学童野球経験者の日色保 CEO は「大好きな野球を思いっきり楽しんで」と子どもたちに伝えた。

今季から投球数制限と肩肘検診、山崎康晃や大島洋平もエール!

また、球場の大型ビジョンには、横浜DeNAベイスターズ 山崎康晃の姿。「野球ができることへの感謝を忘れず、全力でプレーしてほしい」とメッセージ。上空からはヘリコプターが球場を大きく旋回し、始球式用のボールがヘリから投下されるというサプライズも……。

そして始球式を務めるのは、今季打率3割をキープする中日ドラゴンズ 大島洋平。大島はマウンドに立つと、「小学生時代、この大会に出るのが夢だったが出場はかなわなかった」と当時を振り返り、子どもたちが見つめるなかボールを投げ渡した。

さらに今大会から、子どもたちの健康的な成長をめざし、1日あたりの投手の投球数を70球以内とすることを決定。

この日、全国大会開会式終了後に、全選手を対象にした肘・肩検診(エコー検査と理学所見による検診)を実施し、トレーナーや監督は「痛みがあるときは、無理しないで」と子どもたちに伝えていた。

tokyochips編集部