開幕戦セルタ戦で相手MFスアレスアキレス腱を踏みつけたモドリッチレッドカード

 レアル・マドリードクロアチア代表MFルカ・モドリッチは現地時間17日、リーガ・エスパニョーラ開幕節セルタ戦(3-1)に先発出場し、後半11分にスペイン人MFデニス・スアレスの足を踏みつけて一発退場となった。この判定を巡ってファンの間で「厳しい」「不当な退場」と不満が噴出している。

 試合は前半12分、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルアシストから元フランス代表FWカリム・ベンゼマが決めてレアルが先制。しかし後半11分、司令塔のモドリッチピッチを去ることになる。

 タッチライン際で相手MFスアレスの突破に対応したモドリッチタックルを試みたが相手の足首を踏みつけてしまい、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入により一発レッドカードで退場処分を受けた。数的不利となったレアルだが、ドイツ代表MFトニ・クローススペイン代表FWルーカス・バスケスが追加点。終了間際に1点を返されるも3-1で逃げ切っている。

 モドリッチの退場処分はプロキャリア2回目で、2014年のスーパーカップアトレチコ・マドリード戦以来。モドリッチが一発退場となったプレーについて様々な意見が上がっており、ロシア放送局「RT」は「ファンが衝撃を受けた」と報道。「モドリッチタックルのタイミングを間違え、スアレスアキレス腱にスタッドを当てて退場した」と記している。

 また英メディア「caughtoffside」は「判定が少し厳しい。足首は痛そうだが、無実のように見える」と言及。さらにSNS上のコメントを拾い、「これはレッドカードに値するのか?」「不当な退場。イエローが妥当?」「VARによってもたらされたレッドカードに驚くばかり」というファンの声を伝えた。

 もっともスペインサッカー連盟は今季、後方からのアキレス腱への危険なタックルレッドカードを提示すると通達しており、モドリッチプレーは新ルールに該当したもの。その点において妥当な判定と言えるが、ファンの不満は収まっていないようだ。(Football ZONE web編集部)

開幕戦で一発退場となったレアルFWモドリッチ【写真:Getty Images】