山梨県郡内地方で、吉田の火祭りや都留の八朔祭と並び三大祭りの一つとされる「牛倉神社例大祭」が、上野原市街地を中心に9月7日(土)から9日(月)の3日間盛大に開催される。

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牛倉神社例大祭は、須佐乃男命をはじめとした秋の実りをもたらす農耕の五神に感謝を捧げるもので、古くから地域住民の信仰を集めてきた歴史ある祭り。7日(土)の昼間には牛倉神社の宮神輿と子供神輿、夕方には各地区数十基もの大人神輿が街中を練り歩く。夜には国道20号線が車両通行止めになり、神輿の見物に多くの人が集まって、神輿の担ぎ手による威勢良いかけ声で盛り上がる。また「入谷神輿連合渡御祭典」も平行で行われ、多くの神輿で市内が賑わう。

2日目の8日(日)は、午後から神楽殿で神楽奉奏が行われ、さらに新町・本町の二台の山車も繰り出してまちを練る。二台の山車では上野原市無形文化財である笛や太鼓の祭り囃子が演奏され、獅子やヒョットコの舞を見ることができる。最大の見せ場は二台の山車がすれ違うときで、お互いに日頃の腕の限りを尽くした競演が行われる。

3日目の9日(月)の夜には牛倉神社境内でカラオケ大会が催される。夏の終わりに上野原市に出かけて、祭りの熱気を直接肌で感じられる「牛倉神社例大祭」に行こう。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)

牛倉神社の大きな宮神輿が威勢良く街中を練り歩く