結婚はどの国に住む人にとっても生涯における重大な出来事であり、また結婚生活から大きな幸福を得たいと願うものだが、中国メディアの捜狐は14日、日本に嫁いだ中国人女性が「とても後悔している」と語ったと紹介する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者は日本旅行の際にかねてからの友人であり、日本人男性に嫁いで日本で生活している中国人女性と会ったと紹介。先進国での生活という事実からすれば決して不幸ではないという予想とは裏腹に、会話が始まるや否や、この中国人女性はすぐに日本での結婚生活における「苦しみ」を語りだしたと紹介した。

 この苦しみについて訊ねたところ、原因は日本の伝統的な文化・習慣と関係があることに気が付いたとし、たとえば日本社会では女性が家事全般をすることが期待されており、この中国人女性も専業主婦として家に入ることを求められたのだという。

 しかし、多くの中国人女性がそうであるようにこの中国人女性は結婚後も外で働くことを望んでいたため、仕事に加えて家事のすべてを背負うことになり、大きなストレスを抱えることになったと説明。また、日本の職場で日本語による基本的なコミュニケーションは可能だが自分の考えを100%表現するほどの言語力はないため、自分の力を発揮できないというもどかしさも存在すると語った。

 さらに日本人男性には家庭を顧みるという意識が欠けており、この中国人女性の夫は退社後にしょっちゅう飲みに行きいつも深夜に帰宅すると説明。日本では中国のように祖父母が孫の面倒を見るという習慣もなく、家事や子供の世話をすべて背負わなければならないのもストレスの原因であると論じた。記事は国際結婚には特有の難しさがあり、結婚する前に相手の国の風土人情を理解しておくべきだと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本に嫁いだ中国人女性が「とても後悔している」と語った理由=中国