18日に行われたチャンピオンシップ(イングランド2部)のレディングvsカーディフの一戦で、“プスカシュ”によるFIFAプスカシュ賞(年間最優秀ゴール)もののゴラッソが生まれた。

今回、このゴラッソを決めたのは、今夏インテルからレディングに完全移籍で加入したルーマニア代表FWゲオルゲ・プスカシュ(23)だ。

25分、ハーフウェイライン手前の自陣でパスを受けたプスカシュはそのままドリブルで右サイドを豪快に持ち上がる。一度はボックス付近で減速して味方の攻め上がりを待つが、ここから再びギアを上げて対面のDFを振り切ってボックス右に侵入すると、最後はニアを消しにきたGKの動きを察知して左足のシュートをゴール左のサイドネットに突き刺した。

ボールを持ってからそのまま独走して決め切った方が印象は良く見えるが、70メートル近くをほぼフルスピードで運んだ上で周囲の状況を確認し、利き足とは逆の左足で抑えの利いたシュートを完璧なコースに決め切るのは至難の業だ。

そして、国際サッカー連盟(FIFA)の公式ツイッター(@FIFAcom)は同日、「明日、我々は2019年のプスカシュ賞の10個のノミネートゴールを発表します。そして、現時点でゲオルゲ・プスカシュがレディングのために決めたゴールもその候補です。彼の姓に相応しいゴールについて議論しましょう!」と、リアクションを見せていた。

なお、FIFAの年間最優秀ゴール賞にあたるプスカシュ賞は、1950年代から1960年代までハンガリー代表やレアル・マドリーなどで活躍した伝説的なプレーヤーのフェレンツ・プスカシュ氏の栄誉を称賛するため、2009年から同氏の名前を冠している。

ちなみにルーマニア人のゲオルゲ・プスカシュと、ハンガリー出身のフェレンツ・プスカシュ氏に血縁関係はない。

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