シャルケ時代には内田篤人と共闘したノリッジFWプッキ、ニューカッスル戦で大爆発

 イングランドプレミアリーグのノリッジ・シティは現地時間17日、ホームでニューカッスルと対戦して3-1の完勝を収めた。昇格組ながら第2節にして今季初勝利を手にしたが、この試合でハットトリックを達成したフィンランド代表FWテーム・プッキが称賛を集めている。

 ノリッジは昨季のチャンピオンシップ(英2部相当)で優勝し、今季からプレミアリーグに昇格。開幕戦では昨季2位のリバプールに1-4の敗戦を喫したが、今節はニューカッスル相手にプッキを中心とする攻撃陣が爆発した。

 前半32分、相手のクリアボールを右足ボレーで直接蹴り込んで先制点を奪うと、後半18分にもペナルティーエリア内でボールを受け、目の前のDFをドリブルでかわしてニアサイドにシュートを突き刺した。さらに同30分にはMFトッド・キャントウェルとの連係プレーから左足でフィニッシュ。ハットトリックを達成してみせた。終盤に1点を返されたものの、3-1の勝利を飾っている。

 プッキはシャルケ時代に元日本代表DF内田篤人と共闘した経験もある実績十分のストライカーだが、プレミアリーグ挑戦は今季が初めて。この活躍に英紙「ザ・サン」は「鮮やかなハットトリックでプレミアファンに名前を知らしめた」と伝え、「この男はスペシャルなフィンランド人だ」と称賛。母国フィンランドメディア「YLE」は「誰もプッキを止められない」と見出しを打ち、興奮気味に報じている。フィンランド人によるプレミアリーグでのハットトリックは元同国代表FWミカエル・フォルセル(元バーミンガムなど)以来だという。

 開幕戦でもゴールを挙げており、今季はここまで2試合4得点。昨季のチャンピオンシップで43試合29得点と優勝に貢献してつかみ取ったプレミアの舞台で、その実力を存分に発揮している。昇格組で予算もリーグ最低レベルと報じられるノリッジにとって、カギを握る存在になりそうだ。(Football ZONE web編集部)

ニューカッスル戦でハットトリックを達成したFWテーム・プッキ【写真:Getty Images】