アジアサッカー連盟(AFC)は、広州恒大のFWエウケソンが中国代表メンバーに選出されたことを発表した。

エウケソンはブラジル出身で、これまでブラジル代表としての出場歴はない状況。さらに、中国の血を継いでいない選手として初の中国代表メンバーとなり、中国サッカー界にとっては歴史的な選出となった。

中国代表を率いるマルチェロ・リッピ監督は、今年5月にはかつてアーセナルにも所属したことがある北京国安のMFニコ・イェナリスを中国代表に招集。リ・ケという中国名で中国代表に登録され、初の帰化選手として招集されていた。

しかし、イェナリスは母が中国出身であり、中国代表になる資格を有していた状態で招集されたため、全く中国の血が入っていない選手の招集はエウケソンが初のこととなった。

エウケソンは、ブラジルのヴィトーリアでプロキャリアをスタート。その後ボタフォゴでプレーし、2013年1月に広州恒大に加入。2016年月には上海上港へと完全移籍していたが、7月に広州恒大へ復帰していた。

これまで中国スーパーリーグでは通算153試合に出場し102ゴール44アシストと実績は十分。AFCチャンピオンズリーグでも61試合に出場し29ゴールを記録している。

なお、中国は9月10日モルディブカタールワールドカップ アジア2次予選を戦う。

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