ゲストの3人が自由気ままにトークする「ボクらの時代」(フジテレビ系)。8月18日の放送回に、映像ディレクター・大根仁、山口智子、リリー・フランキーが登場。それぞれが“テレビ”に対する思いを語る場面があった。

【写真を見る】23年ぶりに月9ドラマに出演する山口智子…上野樹里との2SHOT!

現在、上野樹里主演の月9ドラマ「監察医 朝顔」(フジテレビ系)で主人公・朝顔(上野)を支える大学教授を演じる山口。リリーとは連続テレビ小説なつぞら」(NHK総合ほか)で共演中だ。

デビュー当時、「純ちゃん応援歌」で朝ドラヒロインを演じた山口は、大学時代に地下鉄の中でスカウトされたことを機に芸能活動をスタート。山口は当時、大学の女子寮で生活しており、「門限は夜9時。4人一部屋で、部屋の中央には段ボールをテーブル代わりにして…」と厳しい生活を送っていたことを明かす。

そこで、「前から聞きたかった」と前置きをした大根から、月9ドラマ「ロングバケーション」(1996年)以降女優業を休止していたことを聞かれた山口は、「全然休んでいないんですよ本当は。何の宣言もしていないし」と告白。

続けて、「(俳優業って)どうやって勉強したら前に進めるのか分からなくなって。それで、自分が今までやりたかったこととかを勉強するために世界中を旅して。そうしているうちに20年くらいたっていまいした」と明かした。

女優業の傍ら、世界中のさまざまな文化や伝統を知ることで、日本古来の職人の世界に感銘を受けたという山口は、「いい仕事ほど、世の中に評価されるのは時間がかかる。それがちょっと悲しい」と打ち明け、「経済的な理由で文化が途絶えるのが悲しいから、自分で歯車を動かしておかないと…」と持論を展開した。

これに大根は、「作り手が言うべきではないですが、(テレビにおいても)瞬間的な視聴率だけで考えるのもバカバカしい」とコメント。

リリーも「ネット社会が現実化している」と指摘し、山口は「(私たちって)テレビに夢をもらった世代。冒険や失敗、脱線もあっていいのにね」と感慨深げに語っていた。

次回の「ボクらの時代」は8月25日(日)放送予定。(ザテレビジョン

山口智子、大根仁と共に「ボクらの時代」に出演したリリー・フランキー