切実な訴えです。

昔と比較して個人の意思が尊重されるようになり、「大人になったら結婚しなければいけない」というプレッシャーは和らいだ。ハラスメントに対する意識も高まり、未婚の人に「結婚しないの?」と不躾に質問するのは"マリッジハラスメント"と呼ばれるようにもなった。

とは言え、結婚願望や予定の有無を聞かれることは珍しくない。イライラさせられている人は少なくなさそうだ。8月17日深夜に放送された「オードリーオールナイトニッポン」(ニッポン放送系) では、若林正恭さんが、簡単に「結婚しないの?」と聞いてくる人たちへの不満を語った。(文:石川祐介)

「デリケートな問題なのよ?」「言うだけ言って帰っていくみたいなのは……」


今年4月、相方の春日俊彰さんが結婚を発表して以降、番組スタッフから「若林君は結婚しないの?」と聞かれることが多くなった若林さん。

「女性に『まだ結婚しないの?』とか聞いちゃいけない時代になってるじゃん?俺と(ナインティナインの)岡村さんはメチャクチャ聞かれてるじゃない。デリケートな問題なのよ?」

とたしなめる。

さらに若林さんは結婚の意思を聞かれる以上に、「相性の良い相手を見つけなければいけない」「そういうところは直した方が良い」など、好き勝手に上から目線アドバイスをする人達に腹が立つと話す。

「一通り笑うじゃん、結婚できない理由で。その後アドバイスが始まるだろ?じゃあ、紹介しろよって思うんだよね。なんなんこれ、散々マウント取って帰っていく。紹介もしないくせに『やばいっすね』みたいな。求めすぎなのもわかるけど、言うだけ言って帰っていくみたいなのは……」

若林さんが芸人と言うこともあり、「いじってもいい」と思い込んでしまう人も多いのかもしれない。それでも、結婚というデリケートな問題に土足で踏み込み、笑いのネタにされて何のフォローもないのは、腹が立ってしまうのも無理はない。

「未婚であることをネタにされるのが嫌で飲み会に行かなくなった」という人も

わかるわ~、『紹介しろ』って思う」
「心配したなら責任持って紹介してくれ! むしろ、女子は立候補してくれよ!」

ネット上には若林さんの主張に共感する声が寄せられた。本気で心配し、恋愛や結婚を良いものと思うなら、恋人候補を紹介するのが筋だという人は多かった。アドバイスを装ってマウンティングしてくる人とはあまり関わらないほうが良さそうだ。

「それを繰り返されてネタにされながら酒を飲まれたから、俺は先輩の飲み会の参加を拒否するようになりました」

結婚できないことを酒の肴にされたことで、会社の飲み会に参加しなくなったという人もいた。先輩社員からすれば未婚の部下をいじる要素として格好の材料だったのだろう。しかし、デリカシーもプライバシーもなく、他人の色恋沙汰に首を突っ込むのは非常に下品である。結婚という人生に関わる選択を、優越感に浸りたいから、話題として便利だから、といった理由で持ち出すべきではない。