スマホを濡らした“犯人”について描いた漫画がSNS上で話題となっています。ある日、スマホが濡れていることに気付き、お風呂かトイレに落としたのかと不審に思った女性。開きっぱなしになっている動画アプリの内容を確認したところ、そこには…という内容で「めっちゃかわいい」「うちもやられました」「証拠がバッチリ残ってる」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

ハイハイもできない赤ちゃんが…

 この漫画を描いたのは、主婦のミロチ(ペンネーム)さん(37)です。1歳になる娘の成長記録をインスタグラムで発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

ミロチさん「昔から絵を描くのが好きでした。産後しばらくして、子どもの面白い行動や仕草に家族みんなで大笑いをすることが増え、この楽しい瞬間を目に見えるもので残しておきたい、子どもが大きくなった時に『こういうことがあったんだよ』と一緒に笑えたらいいなと、描き始めました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

ミロチさん「まだハイハイもできない赤ちゃんが、偶然とはいえ自分で動画を撮っていたことに驚き、その動画を見て夫と大笑いしたので、この出来事を残しておきたいと思い、描きました」

Q.これまで、スマホにいたずらをすることがあったのですか。

ミロチさん「これまで、スマホで遊ぶことはあまりありませんでした。できるだけ画面を見せないようにしていたので、何かが映って面白いという認識はなかったと思います。

この出来事から5カ月ほどたちましたが、現在も、スマホに執着したり、興味を示したりすることはほとんどありません。ただ、目を離した隙に指先で画面をつついていたことがありました。気を付けていても親の姿をちゃんと見ているんだなあ…とびっくりです」

Q.動画ボタンは、娘さんが自分で押せたのでしょうか。

ミロチさん「動画の画面はスライドしたらすぐに開くのですが、その後、録画スタート、内側カメラへの切り替え、録画ストップも自分で押していたみたいです。この動画は良い思い出として保存しています」

Q.パパやほかのご家族のリアクションはありましたか。

ミロチさん「夫は驚いていましたが、いざその動画を見るとかわいくて顔が緩んでいました。『何もできない赤ちゃんが偶然とはいえ、自分でここまでやっていたら天才なんじゃないか』と親バカフィルターが発動しちゃいますよね(笑)」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

ミロチさん「『かわいい』『すごい!』という感想をたくさん頂きました。また、ほかのご家庭でもたまにあるようで、共感の声を頂きました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

ミロチさん「子育てに対するさまざまな考え方や、やり方がある中で、私なりのやり方、失敗も含めた経験談、日々の出来事などを面白おかしく描いていきたいと思っています。絵を描くのは好きなので、機会があればいろいろなジャンルの絵を描いてみたいです」

オトナンサー編集部

スマホを濡らした“犯人”について描いた漫画のカット=ミロチ(mirochi8989)さん提供