夏場は体力も食欲もダダ下がり。「最近食えなくなったなあ……」と嘆くあなたに足りないのは、豚だ! 豚だ! 豚だぁーッ!!!(アニマル浜口調) 昨今は脂肪と糖質を気にする傾向にあるが、そんな弱メンタル夏バテを呼ぶ一因なのだ。漢(おとこ)の夏メシ・とんかつを大特集する!

◆弱ってるときこそ揚げたての豚を喰らえっ!

 景気や時流によって移り変わっていく、食のトレンド。今ほど「とんかつ」に脚光が当たっている時代はないだろう。近年、街には数百円でハイクオリティロースかつ定食が食べられるチェーン店が軒を連ね、人気専門店ではランチタイムの行列が当たり前になっている。B級グルメ探究家の柳生九兵衛氏がブームの理由を分析する。

とんかつは“身近なごちそう”ですが、家庭で揚げるのはちょっと手間。最近は30~40代の独身者も増えているので、余計に家でとんかつを食べることが少なくなっています。逆に、外食産業としてのとんかつ屋は、格安チェーン店の増加に加え、ブランド豚を取り扱う店も多く、とんかつ屋全体のクオリティが底上げされると同時に店の個性も差別化され、ここ数年でユーザーが一気に増えました。各店、ランチ時のコスパの良さも見逃せません」

 苦戦が続く外食産業だが、とんかつ専門店は業績好調で、「かつや」など大手は海外展開も。

 また、油モノだからと敬遠しがちな夏場こそ、とんかつを食べることをオススメしたい。豚肉には夏バテに効果的なビタミンB1が豊富に含まれていることは知られているが、実は調理時間が短いほどその損失が少なくなる。

 煮物などに比べて、短時間で火を通しうま味と栄養素を閉じ込めるとんかつこそが、夏に食べるのにピッタリというわけなのだ。デキる男たるもの、油分過多など些細なことは気にせず、とんかつランチで午後の仕事の英気を養うべし!

B級グルメ探究家 柳生九兵衛氏】
TVチャンピオン』(テレビ東京系)でB級グルメ王選手権を第4回・第5回と連覇。テレビや雑誌のグルメ特集に出演多数。回転寿司からコンビニおでんまで「安うまグルメ」全般に広い知識を誇る

※週刊SPA!8月20日発売号「灼熱のとんかつウォーズ」特集より
<取材・文/週刊SPA!編集部、撮影/山上徳幸、モデル岡林裕二選手(大日本プロレス)>

―[灼熱のとんかつウォーズ]―


とんかつ専門店「かつや」