ユナイテッド時代の体重超過を指摘されるも、インテルの練習風景を公開して反論

 ベルギー代表FWロメル・ルカクは、今夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドからインテルに加入した。ユナイテッドOBの元イングランド代表DFギャリー・ネビル氏から「太り過ぎ」とプロ意識の欠如を指摘されていたが、インスタグラムで写真とともに反論を見せている。

 イングランドの移籍市場最終日、ルカクは、1200万ポンド(約15億円)のボーナスを含む7200万ポンド(約93億円)の移籍金でユナイテッドからインテルに移籍を果たした。

 ユナイテッド時代は慢性的な足首の怪我に悩まされて、インパクトのある活躍を見せることができなかったルカクについて、ユナイテッドレジェンドであるネビル氏は100キロを超える体重が要因だと説明。米スポーツ専門局「ESPN」によると「彼は本当に良い選手だと思う。多くのゴールを決め、インテルで成功するだろう」としたうえで、「(現役時代の)我々は決して太り過ぎたり、体調不良や準備不足になるということはなかった。どうして太り過ぎることができるんだ?」と述べ、選手として太り過ぎることはあってはならないと警告を送っていた。

 さらにイタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」は、インテルメディカルスタッフがルカクに少なくとも4キロ減量し、体重100キロ以下にすることを求めているため、今月26日にレッチェと対戦するリーグ開幕戦に出場できない可能性があると報じた。

 そんななか、ルカクはインスタグラムに複数の投稿で反論。一つ目は、トレーニング中の映像をつなぎ合わせた動画で、「ハードワークと幸せ@インテル」とのキャプション。動画のなかのルカクはまったく体重管理ができていないような選手には見えないものだ。切り返しの時の下半身をアップで切り取った映像で確認できる鍛え上げられた脚は、批判に値するものには思えない。

 さらに「ESPN」によると、ルカクはストーリー(24時間で自動削除される写真)で「太っちょにしては悪くない」とのコメントとともに鏡に映した自身の上半身の写真を公開。開幕戦には間に合わないとの批判を否定するかのように、その腹筋はしっかりと6つに割れていた。(Football ZONE web編集部)

太りすぎとの指摘に反論したFWルカク【写真:Getty Images】